特別展「(哥窑)双魚耳香炉(かよう そうぎょじこうろ)」名古屋東洋官窯陶磁美術館

特別展「(哥窑)双魚耳香炉(かよう そうぎょじこうろ)」名古屋東洋官窯陶磁美術館

名称:特別展「(哥窑)双魚耳香炉(かよう そうぎょじこうろ)」名古屋東洋官窯陶磁美術館
会期:2022年7月1日(金)~2022年 9月30日(金)
休館日:土曜日・日曜日・祝日(但し、貸切・事前予約は開館)
   ※ 休館日に入館をご希望する方は必ず事前(3日前)にお電話にてご予約いただきますようお願いいたします。
住所:〒450-0002愛知県名古屋市中村区名駅三丁目26番21号 TOMIビル5階
TEL:052-541-2696
URL:名古屋東洋官窯陶磁美術館

哥窯とは
哥窯は宋朝、章生一・生二兄弟のうち弟は龍泉窯を創設し、兄が興した窯は中国語で兄の意である哥窯と呼ばれたとする伝説がある。哥窯も宋代五大名窯の一つだが、全体像は謎であり窯址もまだ発見されていない。哥窯の焼き物は青磁の分類にはいるものだが、多くの哥窯が灰青色か灰白色(米色)で白に近い色に発色している。また胎土がレンガのようなこげ茶色である事が特徴で釉薬に無数のヒビ(貫入)が入っており、二重貫入で知られている。胎土と釉薬の膨張係数、収縮率の違いにより貫入を生じ、胎土の鉄分が浸み出した黒く太い貫入とやや細い貫入の二種類ある。この細い貫入が黄色や赤みを帯びたものがある。稀に金色に見えるものを「金糸鉄線」と呼び、珍重されている。偶然ではなく、意図的に作られたそうだ。また、胎土に鉄分があるため、釉薬が薄い部分の口縁部や高台が黒くなる。これを「紫口鉄足」と呼ばれている。

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