「-閃光- 池田 巌」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
- 2022/9/26
- 栃木県
- 池田 巌, 益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子, 閃光
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名称:「-閃光- 池田 巌」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
会期:2022年10月2日(日)〜12月11日(日)
会場:益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
観覧料金:当日一般600円
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌日)
住所:〒321-4217栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
TEL:0285-72-7555
URL:益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
池田巖ほど優れた作品を創り出しているのに一般に広く知られていない工芸家はいません。竹・漆という日本の伝統的な工芸技法を駆使して作られる池田の作品は竹芸や漆芸などのジャンルを超えて私たち日本人の心を打ちます。
初代の池田家は近代の大茶人益田鈍翁から小堀遠州が所持した瓢籠の写しを依頼され、その要望に見事に応えた竹籠を作り上げたことから、鈍翁から「瓢阿」の号を賜わりました。池田巌は1940年二代池田瓢阿の長男として東京に生まれ、父瓢阿に師事して竹芸を学びました。1959年東京藝術大学工芸科に入学し、松田権六、赤地友哉に髹漆を学びました。蒔絵は鈍翁の漆芸工房だった堺庄の中村兼一郎、長谷川祐次について習得しました。
1986年、陶磁研究家の林屋晴三に声を掛けられ「茶の湯五百年の造形展」に出品した竹の茶器が注目され、1988年東京の現代陶芸寬土里で個展を開催しました。この時の竹による茶器や茶道具は審美眼を持った茶の湯の玄人達に高く評価されました。その後も閃光を放つがごとく竹に漆の作品を発表してゆきます。2005年の個展では漆を塗った竹を鉈で叩き割り、あるいは折った表現の作品を発表しましたが、これらの作品は竹芸や漆芸の作品というジャンルを超えた現代美術における一つの驚愕でした。2018年には「意識の乖離」というテーマで竹と漆による新たな造形作品を発表します。
本展「-閃光-池田巖」では約50点の池田作品によって現在進行形の池田の近代性を日本で初めて正面から紹介いたします。
(公式ウェブサイトより)
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