「所蔵日本画展 墨色との語らい」桑山美術館

「所蔵日本画展 墨色との語らい」桑山美術館

名称:「所蔵日本画展 墨色との語らい」桑山美術館
会期:令和3年4月3日(土)~7月4日(日)
開館時間:午前10時~午後4時
休館日:開館期間中の月曜日(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜日休館)、 祝日の翌日
  および展示替期間(2~3月・7~8月・12月)
入館料:一般 500円(400円) 中高大学生300円(200円) 
   (  )内は20名以上の団体料金
※ 障がい者手帳をお持ちの方およびご同伴者1名は無料
住所:〒466-0828愛知県名古屋市昭和区山中町2-12
TEL:052-763-5188
URL:桑山美術館
  白い画面に墨一色で描かれた水墨画は、色彩豊かな絵画と比較すると地味で面白みに欠けると思われるかもしれません。しかし中国では古くから「墨は五彩を兼ねる」という言葉があるように、墨の濃淡による対比や融合、さらに筆触の強弱で極彩色の着色画に劣らない強い印象を与えるものもあります。本展では「墨線による表現」「にじみなど面的表現」「墨色中心の日本画」という構成で水墨画を中心に、墨彩画や水墨技法を用いた着色画もご覧いただきます。
 小林古径の緊張感ある美しい墨線のみで表現された白描画に対し、小川芋銭の一双「羅漢 龍虎」では太く伸びやかな線で遊び心に満ちています。また東西日本画の巨匠・横山大観と竹内栖鳳は水墨画にも積極的に取り組み、両者による墨のにじみを生かした味わい深い山水画のほか、洋画から転向し印象派を思わせる水墨画により新境地を開いた近藤浩一路や、渇筆により枯淡な味わいのある小杉放菴や藤井達吉などの作品を展示します。墨線の強弱や筆のかすれ、濃淡やぼかし、にじみによって画面に広がる多彩な墨色との対話をお楽しみください。

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