小泉圭理「stick はりつき / 棒きれ」タリオンギャラリー

うつわ | 2015 | 油彩、グラファイトクレヨン、鉛筆、 メディウム、膠、ニス、木、綿布、釘 | 163×186 cm

名称:小泉圭理「stick はりつき / 棒きれ」タリオンギャラリー
会期: 2022年12月3日〜2022年12月25日
会場:TALION GALLERY
入場料:無料
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月・火・祝日
住所:〒106-0047 東京都港区南麻布2-8-17鳥海ビル1F
TEL:03-5927-9858
URL:タリオンギャラリー

タリオンギャラリーでは、小泉圭理による個展「stick はりつき / 棒きれ」を開催いたします。
小泉圭理は、身体の交わりやその隠喩としての事物の交接をモチーフとして、ペインティングやドローイング、石膏や木材を用いた立体などを制作している。その平面作品では輪郭が強調され伸びやかにデフォルメされた人間の身体像が繰り返し描かれるが、絵画の歴史のなかで繰り返し描かれてきた身体というモチーフは、小泉の作品群では皮膚の質感や肌理といった表層におけるリアリティを周到にはぐらかし迂回しながら、なおフォルムの次元において、重力にも耐えうる人間の身体であり続けようとしている。それはヴォイドとアーチ、梁や柱などの構成からなる建築的な構造物のようであり、人間的な生気や性愛を収容するための空虚な器のようでもある。制作活動を通じて、描くこと、展示することの意味を問い直すため、小泉は 2022 年より 「Livers ( レバース )」という、NFTとして発行される作品シリーズの制作を始めている。デジタルデータ上の制作で重要な点は「やり直せる」ことだと言う小泉は、加筆と取消しを何度も繰り返す、非効率的に思われる作業をデジタル作品の強度とし、画像に取り込む方眼状のもの、 LEGO や Minecraft、ドット絵なども、要素を付けたり取ったりする作業の積み重ねで形づく られている。本展は「はり付き」と「棒きれ」という背中合わせの概念に基づく無数の具体的なモチーフから生まれた作品によって構成され、Liversにおける気づきやアイデアが応用されたフィジカルな展覧会を提示する。

小泉圭理 Keisuke Koizumi
1985 東京都生まれ
2008 武蔵野美術大学油絵学科卒業
現在、東京を拠点に活動。
主な個展
2019 アートフェア東京(東京)
2018  「コンテイナー」 TALION GALLERY (東京)
2015  「一房の小泉圭理」 TALION GALLERY (東京)
2013  「入れない」 TALION GALLERY (東京)
 「JIZZUM」 22:00 画廊(東京)
2012  「M 邸の静かな衝突」 山手 83 (神奈川)
2008  「MY JAZZ」 武蔵野美術大学(東京)
2007  「my jazz」 武蔵野美術大学(東京)
主なグループ展
2019 アート大阪 2019 (大阪)
2018 アート大阪 2018 (大阪)
 「VOCA 展 2018」 上野の森美術館(東京)
2015  「アンチラプラス・デーモン」 TALION GALLERY (東京)
 「赤羽史亮・小泉圭理 二人展」 TS4312 (東京)
2014  「Unknown Nature」 早稲田スコットホールギャラリー(東京)
2013  「モジュール村」 実家 JIKKA (東京)
2012  「COVERED TOKYO: October 2012」 シャトー小金井 2F (東京)
 「国民の祝日」 TALION GALLERY (東京)
2010  「シークレット・シークエンス」 AMP café (東京)
2009  「Truth 貧しき時代のアート」 hiromiyoshii (東京)

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