「思春期の心 多治見中学校3年生の茶碗2023」多治見市美濃焼ミュージアム

「思春期の心 多治見中学校3年生の茶碗2023」多治見市美濃焼ミュージアム

名称:「思春期の心 多治見中学校3年生の茶碗2023」多治見市美濃焼ミュージアム
会期:2023年1月4日(水)〜3月5日(日)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:大人 320円、大学生 210円
   高校生以下、障害者手帳の交付を受けている方とその付添いの方1名は無料
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日休み)
会場:多治見市美濃焼ミュージアム
住所:〒507-0801岐阜県多治見市東町1-9-27
TEL:0572-23-1191
URL:多治見市美濃焼ミュージアム

令和4年4月、多治見中学校で、昨年度に続き「特別鑑賞会」を実施しました。
 これは、美術科で卒業記念の茶碗をつくるにあたって、郷土のやきもの、美濃桃山陶を本物から学ぼうという、授業の一環として実施したものです。
 鑑賞する茶碗は、当館所蔵の織部焼の2碗(黒織部茶碗、鳴海織部茶碗 ともに17C)で、3年生約180人が、織部の個性的な茶碗を両の掌に抱いて鑑賞しました。
 この鑑賞会で大切にしたのは、表現の基盤となるのは「感動体験」であり、そのためには本物のもつ絶対的な価値を自然に、効果的につかみとるということでした。 バーチャルな体験が誰でも簡単にできるようになった今日だからこそ、実物を身近で見たり感じたりすることが、ますます重要になってきていると考えた実践でした。これは、実物展示を使命としている博物館、そして当館にとって、教育施設としての立場を展望するうえで、大きなテーマとしているところです。
 今回、こうした授業の導入から始まった、多治見中学校3年生の心の振幅が感じ取れる生徒の作品と、授業で鑑賞した本物2碗を共に展示して、その意味・意義を検証します。
 昨年度に続き2回目となる企画です。

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