名称:「細川コレクション 最後の熊本藩主夫人・峯君」熊本県立美術館
会期:2023年1月12日(木)~2023年3月19日(日)
前期: 1月12日(木)~2月12日(日)
後期: 2月14日(火)~3月19日(日)
開館時間:9:30 〜 17:15
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 210円、大学生 130円
会場:熊本県立美術館
住所:〒860-0008熊本県熊本市中央区二の丸2
TEL:096-352-2111
URL:熊本県立美術館
激動の幕末維新期、朝廷と幕府の間を奔走した公卿・三条実万の娘にして、細川家13代当主であり、最後の熊本藩主となった韶邦に嫁した峯君。天保8年(1837)京都で誕生し、数えで12歳のとき細川家との縁談が進められました。これを契機に、一条忠香の養女となっています。その後、嘉永6年(1853)6月中に京都から江戸へ移動し、翌年4月中に結婚する段取りが決まりますが、この間に「ペリー来航」という未曽有の大事件が発生!そのため、慌ただしく婚礼の儀を執り行いました。
文久2年(1862)に参勤交代制が緩和すると、峯君は江戸から熊本へ移住し、花畑屋敷に入り、ここで明治維新を迎えました。明治4年(1871)には、前年に大名華族が東京居住を命じられたことを受け、再び上京しています。その後、約24年の歳月を今戸邸(東京都台東区)で過ごし、59歳でその生涯に幕を降ろしました。
峯君は時代に翻弄された女性といえますが、三条実美を実兄とし、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)を義妹とする彼女の存在は、幕末から明治にかけての細川家にとって決して小さくありません。本展では、婚礼に係ることを記録した古文書や峯君ゆかりの品々を展示し、その足跡を辿ります。
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