名称:「写真に見るファッション」東京富士美術館
開催期間:2021年2月13日 (土) ~ 5月23日 (日)
休館日:月曜日 ※5月3日(月・祝)は開館
開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
会場:東京富士美術館:新館・常設展示室6・7
住所:〒192-0016東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
URL:東京富士美術館
本展は当館の約2万点の写真コレクションより、写真黎明期の1850年代の貴重なヴィンテージ写真から1980年代のカラーフィルム写真までの約130年間に撮影された写真作品より、ファッションに焦点を当て、約150点を選りすぐり、前期と後期に分けて紹介いたします。さらに、それらを社交界・舞台・著名人・民族 など、9つの多様な切り口によって再構成し、ときに時代や地域を混在させて展示することで新たな視点を投げかけています。
19世紀前半にフランスとイギリスで発明された写真技術によって、産業革命による中産階級の台頭も追い風となり、またたく間にヨーロッパ中で肖像写真が流行します。肖像画からとって代わられたのです。
スタジオで撮影する写真は高価であったため、貴族や中上流階級、文化人などが、いずれも美しくドレスアップし、肖像画さながらにポーズをとる姿が鮮明に映し出されています。ファッションと写真との最初の出会いがここにあります。
「ファッション」という言葉は、流行りの服装という意味にとどまらず、各種スタイルや文化など、広い意味を持ち合わせています。 本展を通じて、ファッションと共にある個の存在や文化的・社会的背景についても思いを馳せ、産業革命後の写真黎明期から戦中戦後の激動の時代の人間文化の一端を感じていただければ幸いです。
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