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鳥形鈴 2007.04.23更新
四川省三星堆遺跡出土
青銅、本体:長14.2cm、舌:長11.3cm
古代において、祭祀を執りおこなうにあたっては、必ずや音楽が奏でられ、各種の楽器が用いられたはずであるが、三星堆からは、目下のところ、鈴が出土しているだけである。しかし、三星堆の鈴は、形状はさまざまであるが、いずれもちいさなもので、楽器としての機能は低く、神樹などに掛けて、風のゆらぎの中で、目に見えぬ神の来降や神人の交信を感得するためのもののようである。この鈴は、鷹が羽根を閉じてうずくまった姿をしている。くちばしは鋭く鉤形に曲がり、その形態は大きな目の形や頭上の冠などとともに、三星堆他の烏頭と同じである。全体にやや扁平の筒形になっており、中に牙状の舌がついている。その舌の上端は、環状になっており、これで内部に取りつけたようである。また、冠のにには8の字形の金具が装着されており、これによって神樹などに取りつけられたものと思われる。出所:『三星堆』
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