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青磁下蕪形瓶 2008年12月28日更新
【和:せいじかぶらがたへい】 |
【中:Qing ci xia wu xing ping】 |
宋・遼・金・元|陶磁器|>青磁下蕪形瓶 |
汝窯
北宋時代・11~12世紀
高さ:24.8cm
ジョージ・ユーモルフォプロス氏旧蔵
丸い胴に頸のついた下蕪形の瓶。口縁はやや開き今はここに金属の覆輪が被せてあるが、裾広がりの高い高台と比較して、もとはもう少し開いていたと考えられる。きめ細かい灰白色の胎に青灰色の釉が器全体に施和され、釉面には細かい貫入が走っている。同形の作品が1985年に河南省宝豊県清涼寺村の汝窯の窯址から発見されたが、汝窯は焼成期間が極めて短かったため伝世品の数は非常に少ない。汝窯は宮廷御用としてつくられた初めての官窯と考えられる。分析結果は汝窯の技術は中国北部の典型的なものであることを示しており、胎上に鉄化合物とカオリン土を用い、釉はアルミニュウムの含有量が多く珪土の含有量が低く2%の酸化鉄を加え還元炎焼成される。文様の施された器物もあるが極めて数が少なく、無文の作品が一般的である。出所:中国陶磁の至宝-デイヴィッド・コレクション
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