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一行書 2009年3月18日更新

一行書
【和:いちぎょうしょ
【中:Yi hang shu
彫刻・書画|>一行書

一休宗純
紙本墨書
各縦一三三・五 横四一・五
室町時代・十五世紀
京都・真珠庵
一休宗純(一三九四―一四八一)は、大徳寺第四十八世。紙面一杯にみなぎる筆力の強さと鋭さに加えて荒々しさのある野性味が感じられ、 一休の覇気がよくあらわれている。気迫に満ちた一休ならではの風格をもっており、その遺墨を代表するものである。この語は、釈迦の戒めの偈である七仏通戒偈「諸悪莫作、衆善奉行、自浄真意、是諸仏教」中の初めの二句をとり、 一句ごとに一行に大書した双幅である。
また、この句は、 一体の語録である『狂雲集』の「賛鳥窠和尚」にも見える。好んで禅僧が揮毫する語句で、ほかにも、絶海中津(一三三六一四〇五)や大林宗套(一四八〇―一五六八)のものなどが残されている。肥痩をまじえ大胆な渇筆を駆使した筆力の強さと鋭さに溢れる書風には、 一休の禅に対する厳しい姿勢が反映している。 出所:書の至宝-日本と中国2006
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