考古用語辞典 A-Words

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青花唐草文双耳壷 2009年5月24日更新

青花唐草文双耳壷

【和:せいかからくさもんそうじこ
【中:Qing hua tang cao wen shuang er hu
明・清|陶磁器|>青花唐草文双耳壷

清時代
景徳鎮窯 乾隆(1736~95)銘
総高50.0cm 胴径30.0×21.8cm
清朝は器の器形には殷周時代の青銅彝器の形態を写すことがさかんに行なわれた。 いわゆるリバイバルと称すべき傾向である。この大作の共蓋壺は殷代の壺の器形を忠実に写している。
断面が扁球形を呈する長銅形のまで、形には象耳が左右につき、広口には扁球形の平たい蓋がそなわっている。蓋の頂には獅子形の大きな鈕がそなわっている。胴の中央には縦にいわゆる稜飾が突帯となり、画面を左右均一に分けている。胴には宝相華唐草文と八宝文が組みあわさって配される。青花の意匠はきっちりとしており、構図はいくぶんかたさを感じさせるが、乾隆青花ならではの特色を示しているといってよいであろう。同形、同寸の作品が東京国立博物館に蔵されている。出所:中国陶磁器展1992静嘉堂文庫美術館
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