近現代絵画・彫刻「優品選」石川県立美術館

  • 2021/2/13
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近現代絵画・彫刻「優品選」石川県立美術館

名称: 近現代絵画・彫刻「優品選」石川県立美術館
会期:2021年2月13日(土) ― 2021年3月19日(金)
会場:前田育徳会尊經閣文庫分館
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
休館日:無休
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館
 今年度最後の優品選になります。今世紀に入り、9.11や3.11では美術に何ができるかが問われました。令和三年もそのような年になりそうです。
 さて日本画部門では第4展示室で開催中の「静けさが形になる時 西田藤夫 イタリア四十年」にちなみ、静物画の連作を展示します。こちらの作者は、京都画壇の東丘社で活躍した山本知克。画業後期の鳥瞰した異国風景を思い浮かべがちな作家ですが、抽象画や静物画なども精力的に研究した作家なのです。
 油彩画からは埜谷次郎の《作品-6902-2》を紹介します。埜谷は大正2年松任に生まれ、金沢美術工芸専門学校研修生修了後、二紀展を中心に出品します。昭和31・33年褒賞、同38年同人賞を受賞しますが、45年に退会。その後渡欧し、セロファンやアクリルを用いた幾何学的抽象作品を制作しました。
 彫刻からは、堀義雄《女の頭像》(昭和31年)を紹介します。本作は二紀展での二度目の発表となった作品です。くり抜かれた両眼と耳をもった異様な造形ですが、堀は穴をあけることによって、ものの外側だけでなく内側も想起できるように試みたといいます。空間やマッスを意識することで「実在」を表現するための探究がうかがえる作品です。
 脇田和の版画作品から、衣服など身につけるものを描いた作品を紹介します。作品制作の材料や方法は無制限にあると述べている脇田ですが、このような身近なモチーフの自在な画面構成からは、作家の自由な時間での遊び心のようなものを感じ、新鮮な楽しみをもたらすことでしょう。

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