考古用語辞典 A-Words

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鴨頭丸帖 2009年3月9日更新

鴨頭丸帖
【和:おうとうがんじょう
【中:Ya tou wan tie
晋・南北朝|彫刻・書画|>鴨頭丸帖

王献之筆
一巻
絹本墨摸
縦26.1 横16.9
東晋時代・四世紀
上海博物館
この帖は唐代の摸本で、行車書、二行十五字からなる。内容は王献之(三四四―三八八)が友人に宛てた短い手紙で、本文左に元の虞集(一二七二~一三四八)の題記がある。帖後には、北宋の柳充と杜昱の観記、 南宋の趙構(高宗〈一一○七―八七>)の題賛、明の王肯堂 (一五四九―一六一三)、董其昌(一五五五―一六三六)等の題跋がある。かつて北宋の宣和内府、元の天暦内府、柯九思(一三一二―六五)、明の内府、呉廷の鑑蔵を経て、「宣和書譜』『清河書画舫』『画禅室随筆』『妮古禄』『呉氏書画記』『式古堂書画彙考』等に著録され、また『淳化閣帖』『大観帖』等にも刻入されている。この作品の筆法は流暢でのびやか、結体は質朴さの中にあでやかさを秘め、運筆は明快で、文字の気脈は相連なっている。これは「草縦の致を極む」と評された王献之の特徴であり、古法を融合し、興趣を万象に寄せ、筆端に真の趣があらわれるのである。出所:書の至宝-日本と中国2006
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