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行書五言律詩軸 2009年3月20日更新
【和:ぎょうしょごごんりっしじく】 |
【中:Xing shu wu yan lu shi zhou】 |
明・清|彫刻・書画|>行書五言律詩軸 |
王鐸筆
一幅
絖本墨書
縦二三八・四 横五〇・七
清時代・十七世紀
上海博物館
王鐸(一五九二-一六五二)の行書は二王を宗とし、楷書は鍾繇を学んだ。二王を深く学んだと伝えられるが、北宋の米?(一〇五一~一一〇七)が王鐸に与えた影響は軽視できない。王鐸は米芾の放縦な用筆と傾いだ字形に対して、彼独自の解釈があったようで、その筆法を長条幅作品に活かしている。生き生きとした放縦な米芾の風格と、動なな二王の風格が結びつき、さらに明末の書人特有のスピード感と墨色の変化が、王鐸の独特な作品スタイルを形成していった。
この五言詩の点画は渾穆厚重、文字と文字の間には気負ったような筆法ながら、熟練した強さを備えている。落款の小字二行は、気ままに連綿で書き進め、本文と対比させると、章法上の変化が顕著である。落款には「武夷山中作此詩已二十余年。不堪重言。然亦志吾之不逮。某公老年兄教之。王鐸」と記している。「王鐸之印」(白文印)「煙潭漁叟」(白文印)が押されている。出所:書の至宝-日本と中国2006
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