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草書節録晋書王羲之伝軸 2009年3月21日更新
【和:そうしょせつろくしんしょおうぎしでんじく】 |
【中:Cao shu jie lu jin wang xi zhi zhuan zhou】 |
明・清|彫刻・書画|>草書節録晋書王羲之伝軸 |
包世臣筆 一幅
洒金箋墨書
縦一七一・二 横八三・六
清時代・十八~十九世紀
上海博物館
包世臣(一七七五-一八五五)は阮元(一七六四-一八四九)の『南北書派論』や『北碑南帖論』の思想に対し、最も忠実な追随者である。著作の『芸舟双揖』は碑学理論大系の最終確立期に重要な影響を与え、それは清朝晩期にまで続いた。包世臣の若い頃は王羲之(三〇三-三六一)の「蘭亭序」(14ー16)や孫過庭の「書譜」などを学んだが、後に阮元の思想を受けて、自然と北碑を尊重するようになった。行草書を書くにしても側筆を多用している。自らも「鋪豪用逆」といい、行草書の中に金石の味わいを求めるようになっていった。字形は偏と旁をずらし、欹側なスタイルにし、個人の特色をできるだけ鮮明にしている。
この作品の落款には「仲博三兄雅鋻、倦翁包世臣」とあり、「世臣之印」(白文印)「包慎伯氏」(朱文印)引首印「倦翁」(朱文長方印)が押されている。出所:書の至宝-日本と中国2006
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