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始聞仏乗義 2009年3月21日更新

始聞仏乗義
【和:しもんぶつじょうぎ
【中:Kai wen fu cheng yi
彫刻・書画|>始聞仏乗義

本阿弥光悦
一巻
紙本墨書
縦三九・一 全長八七六・四
江戸時代・元和五年(一六ー九)
京都・妙蓮寺
 『始聞仏乗義』は建治四年(一二七八)二月、日蓮(一二二二-八二)が撰述して高本氏に宛てた教典で、日蓮諸宗における教義理解のための聖典の一つである。「立正安国論」同様、元和五年(一六ー九)十二月二十七日に本阿弥光悦(一五五八-一六三七)が妙蓮寺の日源上人の依頼に応じて書写したことが、奥書より確認できる。横紙十二級を一巻にしたもの。本阿弥家は法華一揆を構成する有力な町衆であり、光悦も熱心な信徒であったことが知られる。光悦とその一門のことを記した『本阿弥行状記』からは宗祖日蓮に対する崇敬の念とともに、その強烈な信仰の精神に感化された様子が理解できる。N0.178同様、光悦の信仰がうかがい知れる本作品では、端正な楷書で始まり一点一画が謹厳に写されており、厳粛な気持ちで書写に臨んだ姿が偲ばれる。「立正安国論」とともに光悦の基準作でもある。出所:書の至宝-日本と中国2006
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