考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

詩書屏風 2009年3月22日更新

詩書屏風
【和:ししょびょうぶ
【中:Shi shu ping feng
彫刻・書画|>詩書屏風

貫名菘翁
六曲一双
紙本墨書
各扇縦一三一・三 横五三・四
江戸時代・安政四年(一八五七)
東京国立博物館
 貫名菘翁(一七七八-一八六三)は、江戸時代末期の儒者・書家・画家。この屏風は七言律詩二言を六曲一双の屏風に大きく書いたもので、その書風と、末尾の「丁巳之冬月」の年紀から、安政四年菘翁八十歳の筆と知られる。
 たっぷりと墨を含ませた筆力溢れる雄渾な筆致で、渇筆を活かしながら、向勢の整った字形に揮毫され、一点一点をゆるがせにしない謹厳な書である。菘翁は、晋・唐の法帖を臨摸し、またわが国の空海(七七四-八三五)など平安時代初期の名筆を学んで、古雅秀麗な書風をつくり、そこから一歩ぬきんでた品格の高い独自の書風を確立した。この詩書屏風は、市河米庵(一七七九-一八五八)、巻菱湖(一七七七-一八四三)とともに「幕末の三筆」と称され、明治の書壇でも高い評価を受けた菘翁の能書ぶりを十二分に発揮した遺墨である。出所:書の至宝-日本と中国2006
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.