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銀製水注 2009年12月24日更新
一個
高26.0
唐時代(9世紀)
Silver ewer.
大英博物館蔵
蓋・把手・注口に1がバランスよく備わり,全体に均整のとれた水注である。胴の肩部に多面体の長い注口がつき,その基部を花形座金が飾っている。把手は扁平で表面に縦筋文があり,下端はパルメット形になる。宝珠鈕のつく被蓋には蓋と胴が別々にならぬよう一端に方形の環を設け,これに把手が通されている。
器面に装飾は施されず,轆轤による調整痕ともおもわれる水平の線条が確認てきる。表面の装飾と注口の形状を別にすれば,この水注は唐末~五代の作とされる陝西省咸陽出土の金製唐草鴛鴦文水注に似る点が多い。
本例も「銀製鍍金人物文四曲杯」と同様の伝称をもち,唐末の作と推測されるものてあるが,これは上述の金製氷注の製作時期とも一致する。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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