「奇跡の土—信楽焼をめぐる三つの景色」滋賀県立陶芸の森

「奇跡の土—信楽焼をめぐる三つの景色」滋賀県立陶芸の森

名称:「奇跡の土—信楽焼をめぐる三つの景色」滋賀県立陶芸の森
会期:2020年10月03日(土) – 2020年12月13日(日)
場所:滋賀県立陶芸の森 陶芸館
観覧料:一般 700円(560円)/高大生 520円(420円)、中学生以下無料 ※( )内は20人以上の団体料金
主催:滋賀県立陶芸の森、京都新聞
後援:滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局
助成:一般財団法人地域創造
住所:〒529-1804滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
TEL:0748-83-0909
URL:滋賀県立陶芸の森
 やきものには、窯で焼成する際の土と炎の作用により、素地の色や風合いが変化する「窯変(ようへん)」が現れます。なかでも薪窯焼成がつくりだす焼締陶器ならではの窯変は、日本人独特の感性によって「景色」と呼ばれ、愛好者たちの鑑賞の的となってきました。
 独特の窯変が得られる信楽の土は、他に類をみない「奇跡の土」と言われています。信楽地域の古琵琶湖層群からとれる花崗岩由来の白土は長石や石英を多量に含み、コシが強く焼成するとざっくりとした質感と温かみのある色合いが生まれます。現在、信楽では様々な技法が用いられていますが、釉薬を施さない中世以来の「焼締陶器(やきしめとうき)」は、最も信楽の土の魅力を示すやきものといえるでしょう。
 陶芸の森では信楽焼を様々な角度から紹介してきましたが、開設30周年を記念する特別展となる本展では、改めて三つの景色から焼締陶器を見つめます。

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