「栖鳳の時代 ~匂いまで描く」福田美術館

「栖鳳の時代 ~匂いまで描く」福田美術館

名称:「栖鳳の時代 ~匂いまで描く」福田美術館
会期:2021年1月30日(土)~ 2021年4月11日(日)
前期:2021年1月30日(土)~ 3月1日(月)
後期:2021年3月3日(水)~ 2021年4月11日(日)
開館時間:10:00〜17:00(最終入館 16:30)
休館日:火曜(祝日の場合は翌平日)
入館料:
  一般・大学生:1,300(1,200)円
  高校生:700(600)円
  小中学生:400(300)円
  障がい者と介添人1名まで:700(600)円
  嵯峨嵐山文華館両館共通券
  一般・大学生2,000円
  高校生   1,000円
  小中学生   550円
  障がい者と介添人1名まで 1,000円
  ※( )内は20名以上の団体 料金
  ※幼児無料
住所:〒616-8385京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
TEL:075-863-0606
URL:福田美術館https://fukuda-art-museum.jp/
  竹内栖鳳(1864-1942)は、伝統文化を千年以上に渡って育んできた街・京都が生んだ日本画の天才です。 幕末に起きた戦火で中心地が焼け野原と化したことに加え、天皇が江戸へ居を移したことにより、明治維新頃の京都は荒廃していました。そんな時勢のなか栖鳳は、江戸時代から続く日本画の技法の中でも主流であった四条派に学び、その後円山派や狩野派、南画など他の伝統的な画風をも身につけました。さらにはターナーやコローなど当時最新の西洋画や写真の要素までも貪欲に取り入れ、最終的に栖鳳が目指したのは「省筆」でした。対象の全てを丹念に写し取るのではなく、画面に残るのは選び抜かれた筆の跡のみ。画面上の余白が人々の想像力に訴えかけ、匂いや音、湿気までもが感じられる独特の画風は、栖鳳が生涯愛した俳句の世界に通じるものがあります。
  本展では、一世を風靡した栖鳳の動物画と風景画の大作をはじめ、師匠の幸野楳嶺(1844-1895)や四天王と称された同輩たち、個性豊かな教え子らの作品もご紹介します。
  かつてアトリエがあったここ嵐山で、栖鳳が駆け抜けた時代の息吹を感じて頂ければ幸いです。

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る