名称:太田の美術vol.4「森竹巳-造形実験の軌跡-」太田市美術館・図書館
会期:2021年7月31日(土)~10月24日(日)
会場:太田市美術館・図書館 展示室1、2、3、スロープ、他
開催時間:午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
休館日:月曜日(ただし8月9日と9月20日は祝日のため開館し、翌火曜日が休館)
観覧料:300(200)円
※( )内は20名以上の団体及び太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛 東武フリーパスをお持ちの方。高校生以下および65歳以上、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の交付者及びその付添人1人は無料。おおた家庭の日(第1日曜日)は中学生以下の子ども同伴の家族無料。
主催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
助成:公益財団法人野村財団
協力:東武鉄道株式会社
後援:太田市教育委員会、太田商工会議所、群馬テレビ、エフエム太郎、株式会社 エフエム群馬、上毛新聞社、読売新聞前橋支局、毎日新聞前橋支局、産経新聞前橋支局、東京新聞前橋支局、朝日新聞社前橋総局
住所:〒373-0026群馬県太田市東本町16番地30
TEL:0276-55-3036
URL:太田市美術館・図書館
素材と形の多角的な捉え方と、その構成による多彩なイメージ。
未だ見たことのないイメージを追求し、実験のように繰り返されてきた、
太田市出身・在住の森竹巳による造形を一挙公開。
太田市における重要な文化芸術を紹介する展覧会シリーズ「太田の美術」。その第4弾として、当市出身、在住の造形作家・森 竹巳に焦点を当てます。
森は群馬大学教育学部美術科を卒業後、東京藝術大学大学院修士課程を修了し、以降造形作家として「構成」および「視覚効果」をメインテーマに多岐にわたる仕事をおこなってきました。
その多様な仕事は、錯視効果を追求した抽象絵画シリーズ「Allusion」、基本形体の反復による立体および半立体造形、安価な既製品を用いて素材の特性を効果的に作品化した「百均造形」、素材と形に光を組み合わせた作品、さらにインスタレーションなど、一見して共通点がないように思えますが、そこには一貫して「形体の構成」と、それによる「視覚効果」の追求というメインテーマが横たわっています。
さて、このように展開されてきた作品制作を、森は「造形実験」と呼びます。形、色、素材をもとにイメージし、頭と手を駆使して構成し、作品にしていく。この過程を、森は実験になぞらえているのです。実験の積み重ねにより生まれた多くの作品は、私たちの前に現われることで視覚効果を発揮し、森が目指す作品として初めて存在することになります。
本展では、森が実践してきた数多くの造形実験の成果を各シリーズからご紹介します。館内には、私たちが見知っている基本的な形、身の回りにある日用品などが、素材と形の多角的な捉え方と、その構成により、多彩なイメージとして広がっていることでしょう。森が繰り広げる、その軽快でリズミカルな造形実験の軌跡を、ぜひお楽しみください。
森 竹巳(もり・たけみ)|造形作家
1951年、12月28日群馬県太田市生まれ。
1974年、群馬大学教育学部美術科卒業。1976年、東京藝術大学大学院修士課程<基礎造形及び理論専攻>修了。大学在学中の1973年からモダンアート展に出品し、以降継続出品。1984年、正田壤を中心に14人で結成されたモダンアート群馬支部展に参加し、現在群馬支部長。1987年、モダンアート展会員推挙。1997年、太田市民文化奨励賞受賞。2000年、第24回上毛芸術奨励賞受賞。2013年、芸術文化奨励賞受賞。2016年、高崎市美術館で個展「森竹巳の百均造形ーみぢかなモノでおもしろアートー」開催。1990年から筑波大学芸術学系構成領域で奉職し、2017年に教授を退任。以降、女子美術大学、群馬県立女子大学にて非常勤講師を務める。
太田市周辺の現代美術を展観する「太田市現代美術展」(1999年、2000年、2001年、2002年、2003年)、「おおたビエンナーレ」(2009年、2011年、2013年、2015年、2017年)の企画・運営をおこない、太田市における芸術振興にも長年にわたり寄与している。
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