名称:特別展「生誕120年 高橋周桑 -モダンとロマン-」田辺市立美術館
会期:2021年7月17日(土) → 9月12日(日)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし8月9日は開館)・8月10日(火)
観覧料:600円(480円)
( )内は20名様以上の団体割引料金
※学生及び18歳未満の方は無料です。
主催:田辺市立美術館
特別協力:愛媛県美術館
企画協力:(株)アート・ベンチャー・オフィス ショウ
住所:〒640-8137和歌山県田辺市たきない町24-43
TEL : 0739-24-3770
URL: 田辺市立美術館
速水御舟を敬慕して師事し、日本美術院で頭角を現した後、戦後の新しい日本画表現を追求して創造美術(現・創画会)の結成とその活動に参画した画家、高橋周桑(1900-1964)の芸術を回顧する特別展を開催します。
周桑は、現在の愛媛県西条市に生まれ、幼少期に一家で九州に移住しました。炭鉱や農園での労働に従事するかたわらで接した、御舟の作品評と作品図版に感銘を受け、弟子入りを志願する手紙を送り続けて、20歳のときに上京して入門を許されます。
御舟と生活をともにして修業を重ね、順調に画家としての歩みを進めた周桑は、やがてモダンな感覚を日本画に取り入れてゆくことを志向して注目されるようになります。1935(昭和10)年に御舟が40歳の若さで没してからは、他に師事することなく独自の道をゆきました。
1948(昭和23)年には、山本丘人、福田豊四郎、上村松篁ら、主に官展で活躍していた同志の画家たちと創造美術を旗揚げして日本美術院を離脱し、新しい時代の日本画創造を目指しました。
近代的な造形と情感の表出とを結びつけることに腐心した高橋周桑の制作を、約40点の作品によって振り返ります。
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