企画展「大・タイガー立石展 -トラック、トラベル、トラップ、トランス」青森県立美術館

企画展「大・タイガー立石展 -トラック、トラベル、トラップ、トランス」青森県立美術館

名称:企画展「大・タイガー立石展 -トラック、トラベル、トラップ、トランス」青森県立美術館
会期:2021年7月20日(火)~2021年 9月5日(日)
休館日:7月26日(月)、8月23日(月)
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
  ※8月14日(土)、15日(日)、20日(金)、21日(土)はナイトミュージアム開催につき、9:30ー20:00(入館は19:30まで)となります。(コロナ渦等の状況により変更となる場合があります。)
観覧料:一般1,500円(1,300円)、高大生1,000円(800円)、中学生以下無料
  ※( )はWebチケット料金。
主催:大・タイガー立石展青森実行委員会(青森県立美術館、青森放送、青森県観光連盟)、読売新聞社、美術館連絡協議会 
協賛:ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン
特別協力:ANOMALY
協力:青い森鉄道、JR東日本青森商業開発
後援:青森ケーブルテレビ、東奥日報社、デーリー東北新聞社、陸奥新報社、青森県教育委員会
住所:〒038-002青森県青森市安田字近野185
TEL:017-783-3000
URL:青森県立美術館

大・タイガー立石展 -トラック、トラベル、トラップ、トランス
TIGER TATEISHI : The Retrospective -Track ,Travel ,Trap ,Trance

アート コミック ピクチャーブック イラスト オブジェ
表現ジャンルを自在に横断しながら独創的な世界を展開したタイガー立石の大回顧展!
絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)。
1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた立石は、大学進学のために上京。63年の「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏(1932-)と「観光芸術研究所」を設立。時代や社会を象徴する人物やイメージなどを多彩に引用して描かれたその作品は、和製ポップ・アートのさきがけとして注目を集めました。65年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」のペンネームで雑誌や新聞にナンセンス漫画の連載をもつまでになります。60年代末から多くの子どもたちが口にした「ニャロメ!」という言葉は赤塚不二夫(1935-2008)と交流があった立石の造語でした。

しかし、マンガ家として活動が多忙になった1969年3月に、立石は突如としてミラノへ移住。そこから延べ13年にわたるミラノ時代は、マンガからヒントを得たコマ割り絵画を精力的に制作する一方、デザイナーや建築家とのコラボレーションで数多くのイラストやデザイン、宣伝広告などを手がけていきました。

イラストレーターとしての活動が多忙になってきた立石は再び環境を変えるため1982年に帰国。85年から千葉・市原を拠点に活動します。90年以降は絵画や陶彫作品を「立石大河亞」、マンガや絵本を「タイガー立石」の名義で発表していきました。

立石の作品はどの時期のものであっても、さまざまなできごとや観念が地層のようにつみ重なっています。このため、「見る」だけではなく「読む」ことによって、作者がつくり出した世界だけでなく、わたしたちの思考の回路も多次元にひろがるかのようです。

立石は1998年4月に56歳という若さでこの世を去りましたが、生誕80年をむかえる今年、約200点の作品・資料によってその多彩な活動を振り返るのが本展です。「タイガー」をペンネームとした立石の「足跡」(トラック)を辿りながら、「観光」(トラベル)、「仕掛け」(トラップ)、「変容」(トランス)といった立石芸術の魅力に迫ります。

タイガー立石(立石紘一/立石大河亞)略歴
1941(昭和16)年12月20日福岡県田川市に生まれる(本名:立石紘一)
1963(昭和38)年 武蔵野美術短期大学芸能デザイン科卒業。「第15回読売アンデパンダン展」(東京都美術館)に出品。
1964(昭和39)年 初個展「立石紘一 積算文明展」(銀座サトウ画廊)開催。中村宏と「観光芸術研究所」設立。
1968(昭和43)年 タイガー立石に改名。この頃から漫画家として活動。
1969(昭和44)年 イタリア(ミラノ)に渡る。「コマ割り絵画」を発案。
1971 (昭和46)年 エットレ・ソットサスの知遇により、オリベッティ社で仕事を得る。
1982(昭和57)年 帰国。漫画作品集の刊行や絵本の出版、個展の開催など精力的に活動。
1990(平成2)年 立石大河亞に改名。
1994(平成6)年 初の回顧展「立石大河亞1963-1993 筑豊・ミラノ・東京、そして…」が郷里の田川市美術館(福岡)で開催される。
1998(平成10)年4月17日死去(享年56歳)。
1999(平成11)年 没後初の回顧展「メタモルフォーゼ・タイガー 立石大河亞と迷宮を歩く」(O美術館)、「立石大河亞展 THE ENDLESS TIGER」(田川市美術館)が開催される。

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