「所蔵茶道具展 茶事へのいざない」桑山美術館

「所蔵茶道具展 茶事へのいざない」桑山美術館

名称:「所蔵茶道具展 茶事へのいざない」桑山美術館
会期:2021年9月4日(土)〜12月5日(日)
開館時間:10:00~16:00
料金:一般 500円 中高大学生300円
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(9月21日・24日 11月4日・24日)
住所:〒466-0828愛知県名古屋市昭和区山中町2-12
TEL:052-763-5188
URL:桑山美術館

《懐石会記(部分)》 松平不昧 筆    江戸時代後期 
《懐石会記(部)》 松平不昧 筆    江戸時代後期 

茶会を主催する亭主が多くの客を招く大寄茶会とは異なり、中心となる客・正客を定め相客を考えて案内を出す茶会は「茶事」といい、特に正午に招き懐石料理を伴う「正午の茶事」は茶事の基本となります。亭主の迎えを受けて入席し、炉や風炉に炭をつぐ初炭ののち懐石と菓子が供されると客は一旦外へ退出、その間に亭主は濃茶の準備をします。再び客が入席すると亭主は濃茶を点て、さらに炭をつぎ、最後に薄茶を点てるという流れで進行します。
今回の茶道具展では、こうした正午の茶事の進行に沿った内容で、席入り前に用いる円座や煙草盆、手焙(てあぶり)などの露地用具や、炭手前に用いる炭道具一式、さらに向付や鉢など懐石の器に加え、中立ち後に客を再び茶室に案内するために数回打ち鳴らす銅鑼(どら)など、例年はほとんど展示しないものも含めてご覧いただきます。正午の茶事を経験した方はもとより、大寄茶会にしか参加されたことがない方も茶事の概略が理解できるよう、展示を通じて茶事に招かれたような雰囲気をお楽しみください。

朝鮮唐津手焙 江戸時代
朝鮮唐津手焙 江戸時代
御深井焼花入  江戸時代後期
御深井焼花入  江戸時代後期
織部向付  平沢九朗 作 江戸時代後期
織部向付  平沢九朗 作 江戸時代後期
判使呉器茶碗 銘 曙 朝鮮王朝時代
判使呉器茶碗 銘 曙 朝鮮王朝時代
 織部形引盃  枇杷地紋尾垂形燗鍋  絵志野菊絵盃台
 織部形引盃  枇杷地紋尾垂形燗鍋  絵志野菊絵盃台
南蛮大銅鑼
南蛮大銅鑼

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
  2. 特別展「岩合光昭写真展 こねこ」秋田県立近代美術館
  3. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
ページ上部へ戻る