「トゥーネ・マウリッツ×ウェンチ・グルバランセン」GALLERY GALLERY

トゥーネ・マウリッツ×ウェンチ・グルバランセン

名称:「トゥーネ・マウリッツ×ウェンチ・グルバランセン」GALLERY GALLERY
会期:2021年10月09日(土) 〜 2021年10月24日(日)
会場:GALLERY GALLERY
時間:12:00~19:00(最終日は17:00まで)
休館日:木曜日
料金:無料
住所:〒600-8018京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5F
TEL: 075-341-1501
URL:GALLERY GALLERY

ノルウェー人作家のトリーネ・マウリッツとヴェンチ・グルバランセンの2人展です。マウリッツはフェルトに板締めによる染織作品、グルバラン戦は紙によるシルクスクリーンプリント作品を展示します。

トリーネ・マウリッツ
1960年生まれ。テキスタイル・アーティスト。
マウリッツは1990年代初頭に日本(名古屋の有松)を訪れ、そこで「絞り」の染色技術を知り大いに刺激を受けました。その後板目絞りの技術を学んだ彼女は、伝統的な絞り染めが薄手の生地を用いるのに対し、よりエネルギッシュでパワフルな厚手のウール布を絞りで染める独自の方法を開発しました。1998年には板締め絞りの作品で賞を受賞。東京ノルウェー大使館の集会室にもマウリッツ作の壁掛けが飾られています。
今回の展示では、3つのテキスタイル作品を展示予定。ウールを素材に、下地が透けて見えるように透明な色で染められています。テキスタイル作品は垂直方向のモジュールで構成されており、重なり合ったり、下に潜ったりしています。その様は音色やリズムが生まれ、ピアノの鍵盤にも通じるものがあるかもしれません。

ウェンチ・グルバランセン
画家・現代美術家。長年にわたり日本や日本のアートに特別な関心を寄せてきたという彼女の作品には、折紙をモチーフに取り入れたものなど日本美術に通じる精神性を持っています。しばしば作品に用いる深みのある黒は、彼女が興味を持っている「深み」の表現であり、日本の書道にも非常によく現れているものです。
グルバランセンにとってアートは視覚的、美的な選択肢を探ることがっできる開かれた空間です。彼女は「メッセージ」を探しているわけではありません。彼女の制作手法は直感的なもので、作品は試行錯誤の長いプロセスの結果です。形と色、図と地が、感覚的・知的に興味深い作品へと具現化するには1週間のプロセスを要します。美学、特に日本のモダニズムや建築に見られるような美学(これも物質性を重視している)は、グルブランセンの芸術活動において明確な役割を果たしている要素です。

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