「秀英体111 秀英体ってどんな形?」市谷の杜 本と活字館

「秀英体111 秀英体ってどんな形?」市谷の杜 本と活字館

名称:「秀英体111 秀英体ってどんな形?」市谷の杜 本と活字館
会期:2021年11月11日(木)~2022年02月27日(日)
企画:市谷の杜 本と活字館
告知物・展示デザイン:大日本タイポ組合
住所:〒162-8001東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
TEL:03-6386-0555
URL:市谷の杜 本と活字館

文字について、文字の形について、あらためて考えてみたことはありますか?
毎日朝起きてから寝るまで、もしかしたら夢の中でも、見続けている文字。時計の数字、スマホでチェックするSNSやニュース、歯磨き粉のパッケージに入った商品名、駅名や時刻表、ランチで入ったお店の看板……本や雑誌といった読むことが目的なものはもちろんのこと、情報を伝えるもの、コミュニケーションのためのものと、私たちの生活は文字で溢れています。
ほとんどの人が無意識に眺めている文字にもいろいろな顔があります。それが書体です。大日本印刷は前身である秀英舎の時代から100年以上にわたって、オリジナル書体「秀英体」の開発を続けています。もともと活字書体として生まれた秀英体、活字の大きさや時代のニーズに合わせた豊富なバリエーションが特徴で、全活字書体が完成してから来年で111年を数えます。
気骨ある迫力の初号、流麗で繊細な三号、現在の秀英明朝の原型となった明るく落ち着いた四号、などと表されていますが、実際、秀英体と数多あるほかの書体とは何が違うのでしょう。秀英体の魅力とは何なのでしょう。本展では数あるバリエーションの中から、秀英体を代表する本文用の「秀英明朝」と見出し用の「初号明朝」の形に注目します。
この展覧会を順を追って見ていけば、最後には秀英体なら見分けられるようになるかもしれません。見分けられなくてもきっと、帰り道には電車の中吊りやお店の棚に並ぶ文字が気になってしかたがなくなるはずです。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 彦根屛風 彦根城博物館蔵
  2. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  3. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
ページ上部へ戻る