名称:企画展「北条氏展vol.1 伊豆から鎌倉へ―北条氏の軌跡をたどる―」鎌倉歴史文化交流館
開催期間:令和4年(2022年)1月4日(火曜日)~3月26日(土曜日)
観覧料:一般:300円(210円)
小中学生:100円(70円)
※( )内は20名以上団体料金
開館時間:10時00分~16時00分(入館は15時30分まで)
休館日:日曜・祝日
主催:鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市教育委員会)
住所:〒248-0011神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-5-1
TEL:0467-73-8501
URL:鎌倉歴史文化交流館
2022年放送予定のNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時は、武家政権確立の道筋を開いた日本史上の重要人物であり、「武家の古都 鎌倉」の実質的な創始者です。源頼朝の死後、鎌倉殿を支える13人のうち、もっとも若く、最終的に生き残った義時は、承久の乱という未曽有(みぞう)の大乱に勝利し、鎌倉幕府の礎を築きました。
しかし、北条義時の存在はこれまであまり注目されてきたとはいえません。当館では、大河ドラマの放送に合わせて、北条氏に関わる企画展を全4回にわたって開催します。最新の研究に基づいて義時の生涯を紹介するとともに、出土品や歴史資料から多角的に義時の実像に迫ります。
vol.1「伊豆から鎌倉へ」では、北条氏の本拠地である伊豆国韮山の中世遺跡や市内でみつかった鎌倉初期の出土品に光を当てます。北条氏邸跡からは、京都系のかわらけや陶磁器などがみつかり、また北条時政(義時の父)の建立した願成就院からは、永福寺などの鎌倉の寺社と同じ型を使った瓦が出土しています。このことは、北条氏が京都・鎌倉・伊豆を舞台に政治的・文化的活動を展開していたことを示します。
治承4年(1180年)、頼朝の挙兵を契機として、歴史の舞台は伊豆から鎌倉へと移ります。将軍御所を築くなど、頼朝が鎌倉の町づくりを進めるなか、北条氏もまた鎌倉に邸宅を設け、幕府政治に関与していきます。市内の発掘調査では、白磁四耳壺(大倉幕府周辺遺跡群出土)などがみつかり、鎌倉初期の生活の営みを窺うことができます。
本展では、伊豆・鎌倉にまつわる出土品や歴史資料を展覧し、伊豆から鎌倉へと活動の場を広げた北条氏の軌跡をたどります。
主な出品予定作品
吾妻鏡(複製)
かわらけ(史跡北条氏邸跡(円成寺跡)出土・伊豆の国市所蔵)
貿易陶磁(史跡北条氏邸跡(円成寺跡)出土・伊豆の国市所蔵)
宝珠形水晶(史跡北条氏邸跡(円成寺跡)出土・伊豆の国市所蔵)
白磁四耳壺(大倉幕府周辺遺跡群出土)
多聞院文書(後白河上皇院宣・多聞院所蔵)
総展示数:約100点
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