「From the Ancient to the Present Times II」Gallery 38

(left) Romain Cadilhon / Leaves 5 / 2018 (right) Ancient Vase Islamic Republic of Pakistan (Balochistan) / 2000 B.C.

名称:「From the Ancient to the Present Times II」Gallery 38
会期:2022年3月9日(水)~2022年4月10日(日)
休館日:月曜日・火曜日・祝日
開館時間:12:00 〜 19:00
入場料:無料
会場:Gallery 38
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-30-28 原宿ホームズ101
TEL:03-6721-1505
URL:Gallery 38 

(left) Romain Cadilhon / Leaves 5 / 2018 (right) Ancient Vase Islamic Republic of Pakistan (Balochistan) / 2000 B.C.
(left) Romain Cadilhon / Leaves 5 / 2018 (right) Ancient Vase Islamic Republic of Pakistan (Balochistan) / 2000 B.C.

本展では、2021年に開催した同企画に引き続き、古代と現代の作品を同じ空間に展示し、両者の魅力とその不変的な美に迫ります。
現代アートが現代社会の情勢や問題を反映しているように、古代の作品にも作られた当時の情勢や価値観、信仰が反映されていることがあります。時には神事のために、時には実用的に、様々な理由で制作された古代の作品からは当時の情景を伺えるだけではなく、当時の「美」も垣間見ることができます。
古代と現代の作品には共通のモチーフが用いられることがあることからも、そこには不変的な美が存在していることに気づかされます。この不変的な美は、悠久の時間(とき)を経て新たな価値が生まれ、私たちの前に存在してくれています。謎に包まれた古代世界の作品であるからこそ、私たちは作品に対して素朴な疑問を抱くことができ、作品そのものと向き合うことができます。一方で、現代に生み出されている作品は古代の作品とは異なり、現代を生きる作家の意図や、時代背景を知り得ることができ、作品をより深く解釈することができます。
紀元前から現代、時間軸の違う両者の作品を前にすると「不変的な美」と「時間」の関係性が興味深く浮かび上がります。古代の作品が長い時を経て、情報が失われることで作品への眼差しが変化しているように、複雑化する現代社会の中で日々生みだされる現代アートが時間(とき)を経て未来でどのような存在になるか、思いを馳せる機会になれば幸いです。
アーティスト
クリスチャン・プーレイ、植松永次、ハートムット・ランダウアー、宮林妃奈子、菅木志雄、オリバー・マースデン、ロマーン・カディロン、ステファニー・クエール

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
  2. 特別展「岩合光昭写真展 こねこ」秋田県立近代美術館
  3. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
ページ上部へ戻る