名称:「泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風―越境する美術―」大和文華館
開催期間:2022年4月8日(金)〜2022年5月15日(日)
※一部展示替えあり
会場:大和文華館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:00)
休館日:月曜日
観覧料:一般 630円
高校・大学生 420円
小学・中学生 無料
住所:〒631-0034奈良県奈良市学園南1-11-6
TEL:0742-45-0544
URL:大和文華館
日本にキリスト教が伝えられたのは、16世紀半ばのことです。布教のために、人々の感性に直接訴える音楽や絵画が活用され、やがて日本人信者のなかに、洋楽器や西洋風の絵画を制作する者も現れます。徳川幕府による禁教政策がとられるまでの半世紀足らずの期間に、宣教師の指導下で描かれた絵画を〈初期洋風画〉と呼びますが、その代表作が「泰西王侯騎馬図屏風」です。
幕府のキリシタン弾圧で〈初期洋風画〉の芽は摘まれますが、それでも、「松浦屏風」に描かれている女性たちが、ロザリオを首飾りにし、カードゲームに興じているように、洋物を愛好する風潮は根強く残りました。
本展では、サントリー美術館所蔵の「泰西王侯騎馬図屏風」と「松浦屏風」(大和文華館蔵)を軸に、東西の文明圏の境界を越えて行き来し、それぞれの地に根付いた美術工芸の諸相を眺めます。どうぞ会場で、日欧相互の異国趣味の造形の数々をお楽しみください。
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