第28回企画展「八雲と結婚 永遠の女性を追って」焼津小泉八雲記念館

第28回企画展「八雲と結婚 永遠の女性を追って」焼津小泉八雲記念館

名称:第28回企画展「八雲と結婚 永遠の女性を追って」焼津小泉八雲記念館
会期:2022(令和4)年9月17日(土曜日)~11月6日(日曜日)
会場:全館
入場料:一般1,000円、学生800円、中学生以下無料
住所:〒425-0071 静岡県焼津市三ヶ名1550番地 (焼津市文化センター内)
TEL:054-620-0022
URL:焼津小泉八雲記念館

 「結婚」は、小泉八雲を理解するうえで重要なキーワードです。八雲の作品には、夫婦関係のもつれが招く悲劇や、人と人以外の存在が結婚する「異類婚姻譚」と呼ばれる形式の物語が繰り返し登場します。八雲と小泉セツの結婚は、明治時代にはまだ珍しかった国際結婚の一例として記録され、その夫婦生活も様々な形で語り継がれています。一方で、多くの著書で当時の日本人が持っていた性別への意識や「伝統的」ルールに驚きを表明しています。
 本企画展では、八雲の文学作品や日本での結婚生活に関する資料を基に、愛妻家として知られる八雲の婚姻に対する姿勢を解説します。さらには、八雲が学校教育を受けたヴィクトリア朝時代のイギリスにおける倫理観や、最初の結婚生活をあきらめたアメリカ時代の歴史的背景、終の棲家となった明治日本の結婚制度にもスポットを当て、大きく変化を遂げつつあった時代の中で生涯漂泊を続けた小泉八雲の結婚観に迫ります。

関連イベント
・ミニ写真展「八雲とセツの足跡」
本企画展に併設して、八雲とセツが過ごした日本各地の小泉八雲旧居を紹介する写真展を開催します。
・文学講座「赤い婚礼~赤の謎に迫る~」
6月26日(日曜日)午後2時開講~午後4時終了予定(午後1時30分開場)
※申込制、6月7日(火曜日)午前9時より電話にて受付開始
漂泊のシェイクスピアリアンこと又木克昌氏が、小泉八雲作品「赤い婚礼」とその文化的背景を解説します。
・フロアレクチャー(全3回)
5月14日(土曜日)、6月25日(土曜日)、7月17日(日曜日)
午後2時~午後2時30分
担当学芸員が展示の解説を行います。予約不要。
・企画展スペシャルクイズ
毎回恒例となっている展示内容にまつわるクイズ。高得点者には、リニューアルした記念品をお渡しします。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「手塚雄二展 雲は龍に従う 」そごう美術館
  2. 企画展「猫を愛でたい」茨城県天心記念五浦美術館
  3. 全国公募 第9回トリエンナーレ豊橋「星野眞吾賞展ー明日の日本画を求めてー」豊橋市美術博物館
ページ上部へ戻る