名称:夏季企画展「きれいな字―近代中国と日本の書―」観峰館
会期:2022年7月2日(土)〜9月4日(日)
開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:00まで)
料金:一般500円 高校生・学生300円 中学生以下無料
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
会場:観峰館
住所:〒529-1421滋賀県東近江市五個荘竜田町136
TEL:0748-48-4141
URL:観峰館
観峰館が収蔵している資料には、近代中国の官僚たちによって制作された書が多く含まれています。彼らに求められたのは、強烈な個性を表す文字を書くことではなく、誰にでも読める伝統的な「きれいな字」、すなわち字の形が整っていて、見る者にとって快く感じられるような書風の文字を書きこなすことでした。本展では、このような近代中国の「きれいな字」を中心に展示を構成し、現代の日本人にとっても親しみやすい書の作品を紹介します。
中国で生まれ、育まれた「きれいな字」の伝統は、日本でも学ばれるものとなっています。そこで本展では、収蔵品の中から、近代日本の人々が中国の書に倣って書き上げた作品や、当時の人々が「きれいな字」の手本として用いた教科書なども、あわせて展示することといたしました。これらの作品を通して、現代に生きる私たちがどのような字を「きれいな字」と捉えているのか、見つめ直してみたいと思います。
今回の企画展では、第1部を「近代中国の書」、第2部を「日本の書」として、展示を構成いたしました。以上の展示を通して、字を「書く」機会の少なくなった現代の日本人に「書」や「習字」に親しむ機会を提供することが、本展の目的です。
【主な展示作品】
第1部 近代中国の書
Ⅱ.行書―中国書法の正統派―
Ⅲ.臨書―先人に学ぶ、伝統に挑む―
第2部 日本の書
Ⅰ.江戸から近代へ―漢字書法の展開―
Ⅱ.近現代の「きれいな字」―仮名の書と習字手本―
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