名称:開店90周年記念「九谷焼 赤絵 福島武山 作陶50年展 細描が生みだす赤絵の極み」札幌三越
会期:2022年9月13日(火) ~ 2022年9月19日(月·祝) ※最終日は午後4時終了【入場無料】
場所:本館9階 三越ギャラリー(Bギャラリー)
住所:〒060-0061 札幌市中央区南1条西3丁目-8
TEL: 011-271-3311(代表)
URL: 札幌三越
力強さ、繊細さ、優しさ、愛らしさ…
この度、札幌三越開店90周年を記念し、九谷焼の伝統技法である赤絵細描の第一人者、福島武山先生の個展を開催いたします。赤絵細描は、細い筆を使い、赤絵具で繊細なラインを描きあげる九谷焼の絵付け技法のひとつで、その作品は超絶技巧ともいえる赤一色の細密画が特徴です。
札幌三越初個展の本展は、福島武山先生の作品と、その技と心を受け継ぐべく現在も工房で作陶や研修に励む長女の福島礼子氏と中谷麻瑚氏(札幌市出身)の作品を一堂に展覧いたします。どうぞこの機会に世界で高い評価を得ている九谷焼・赤絵細描の至高の美のせかいをご高覧くださいますようご案内申しあげます。
◆九谷焼 赤絵細描
もともと赤絵とは江戸後期に流行した南画の技法を焼き物に絵付けするために考え出された技法で、赤の細密描法に金彩を施したものです。なかには色絵をさしたものも多く、文人好みの繊細で品に満ちた作品が数多く作らました。全盛期の明治から昭和初期には九谷に200人以上の赤絵職人がいました。そのころは九谷といえば赤絵というほどの隆盛をみせていましたが、今日では数人の絵付師が細々とこの伝統的技法を継承しています。
◆福島武山と九谷赤絵
九谷では赤絵が一時期九谷の代名詞となるほどの隆盛を見せた時期もあり、優れた作品が多く存在しました。福島氏は赤絵一筋で師をもたず、先人の優れた作品を研究し赤絵細描の技法を習得しました。福島氏は赤絵として古くから描かれてきた唐人や竹林の七賢人といった画題のほか、赤単一色で立体的に表現する独自のデザインの開発にも取り組んでいます。
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