「仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて」半蔵門ミュージアム

「仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて」半蔵門ミュージアム

名称:「仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて」半蔵門ミュージアム
会期:2022年11月23日(水)から2023年3月12日(日)まで
開館時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日:毎週月曜日・火曜日
会場;半蔵門ミュージアム
住所:〒102-0082東京都千代田区一番町25
TEL:03-3263-1752
URL:半蔵門ミュージアム

日吉山王十禅師曼荼羅図ひえさんのうじゅうぜんじまんだらず   鎌倉時代 14世紀
日吉山王十禅師曼荼羅図ひえさんのうじゅうぜんじまんだらず  鎌倉時代 14世紀

観音菩薩(かんのんぼさつ)は悩み苦しむ人々を救うため、相手や状況に“応”じて、“身”をさまざまに変化させて“現”れるとされ、その33の姿は「三十三応現身(さんじゅうさんおうげんしん)」と称されます。
今回の特集展示で紹介するのは、三十三応現身像のうちの1軀(く)で会津の法用寺(ほうようじ)旧蔵と伝わります。「梵王」という墨書があり、「梵王身(ぼんのうしん)」の像であることもわかります。
また、「神護寺経(じんごじきょう)」(平安時代)や「日吉山王十禅師曼荼羅図(ひえさんのうじゅうぜんじまんだらず)」(鎌倉時代)、「青面金剛像(しょうめんこんごうぞう)」(室町時代)なども展示します。「神護寺経」は紺紙に金字で経文が書かれており、金銀泥(きんぎんでい)による見返絵も付された装飾経です。「日吉山王十禅師曼荼羅図」は十禅師を中心に、本地仏(ほんじぶつ)や北斗七星を配しており、山王曼荼羅のなかでも個性的です。童子や鬼神を従えた「青面金剛像」は、病魔退散を祈願するために描かれたものです。
少しめずらしい仏教美術の精華を、間近でご覧いただければと思います。
※11月8日~12月4日、当館常設展示の大日如来坐像は神奈川県立歴史博物館の特別展「源頼朝が愛した幻の大寺院 永福寺と鎌倉御家人―荘厳される鎌倉幕府とそのひろがり―」に特別出品のため不在です。

紺紙金字一切経こんしきんじいっさいきょう(神護寺経じんごじきょう)のうち仏説意経ぶっせついぎょう   平安時代 12世紀
紺紙金字一切経こんしきんじいっさいきょう(神護寺経じんごじきょう)のうち仏説意経ぶっせついぎょう  平安時代 12世紀
紺紙金字一切経こんしきんじいっさいきょう(神護寺経じんごじきょう)のうち仏説意経ぶっせついぎょう  平安時代 12世紀
紺紙金字一切経こんしきんじいっさいきょう(神護寺経じんごじきょう)のうち仏説意経ぶっせついぎょう  平安時代 12世紀

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