「近代の誘惑 日本画の実践」静岡県立美術館

「近代の誘惑 日本画の実践」静岡県立美術館

名称:「近代の誘惑 日本画の実践」静岡県立美術館
会期:2023年2月18日(土)~3月26日(日)
開館時間:10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
観覧料:前売券 一般:600円 / 70歳以上:300円 / 大学生以下:無料
    当日券 一般:800円 / 70歳以上:400円 / 大学生以下:無料
    団体券 一般:600円 / 70歳以上:300円 / 大学生以下:無料
    ※収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
    ※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館総務課へお問合わせください。
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料。
    ※事前予約制ではありません。
住所:〒422-8002静岡県静岡市駿河区谷田53-2
TEL:054-263-5755
URL:静岡県立美術館

鈴木松年「神武天皇・素戔嗚尊図屏風」より素戔嗚尊図
明治22(1889)
個人蔵
鈴木松年「神武天皇・素戔嗚尊図屏風」より素戔嗚尊図 明治22(1889) 個人蔵

 静岡県立美術館のコレクションに個人所蔵の重要作を交え、明治から昭和にかけて描かれた日本画をご紹介します。
 江戸から明治への大変革期、画家たちは、西洋化の激流のただなかで、新しい時代にふさわしい絵画を求めて奮闘しました。“日本画”とは、新たに登場した“洋画”に対応する言葉として、この時代に作られたものです。既存の流派の解体や展覧会制度の導入、需要者層の広がりなど、絵画を取り巻く枠組みは、近代国家としての日本の歩みとともに変化し、再構築されていきます。日本画においても、真摯な西洋絵画の学習や、そこから顧みた日本の古典美術の再発見を通して、新たな表現が生み出されました。
 展示は、近代への橋渡しとしての幕末狩野派の作品から始まります。これまであまり注目されてこなかった守旧派にも焦点を当て、日本画家たちによる古典学習の具体的な試みをご紹介します。個性を重んじる大正期の多彩な表現を経て、昭和初期の成熟、そして戦中・戦後へ。出品作品を丁寧に読み解きながら、近代という時代が生んだ日本画の成果を、ご堪能いただきます。

富岡鉄斎「蜀國桟道図」
明治38(1905)頃
静岡県立美術館蔵
富岡鉄斎「蜀國桟道図」 明治38(1905)頃 静岡県立美術館蔵
渡辺省亭「十二ヶ月花鳥図」より四月
明治末期~大正初期
個人蔵
渡辺省亭「十二ヶ月花鳥図」より四月 明治末期~大正初期 個人蔵
尾竹竹坡「乳供養」(右隻)
大正3(1914)
個人蔵
尾竹竹坡「乳供養」(右隻) 大正3(1914) 個人蔵
横山大観「群青富士」(右隻)
大正6~7(1917~1918)
静岡県立美術館蔵
横山大観「群青富士」(右隻) 大正6~7(1917~1918) 静岡県立美術館蔵
大正末期~昭和初期
橋本関雪「摘瓜図」
大正末期~昭和初期
静岡県立美術館蔵
大正末期~昭和初期 橋本関雪「摘瓜図」 大正末期~昭和初期 静岡県立美術館蔵
村上華岳「春峰晴煙図」
昭和3(1928)
静岡県立美術館蔵
村上華岳「春峰晴煙図」 昭和3(1928) 静岡県立美術館蔵
松岡映丘「今昔ものがたり伊勢図」
昭和4(1929)
静岡県立美術館蔵
松岡映丘「今昔ものがたり伊勢図」 昭和4(1929) 静岡県立美術館蔵

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