「相馬博 悠久と星霜の彼方」武蔵野市立吉祥寺美術館

「相馬博 悠久と星霜の彼方」武蔵野市立吉祥寺美術館

名称:「相馬博 悠久と星霜の彼方」武蔵野市立吉祥寺美術館
会期:2023年1月14日(土曜日)から2023年3月5日(日曜日)まで
休館日:1月25日(水曜)、2月15日(水曜)、22日(水曜)
開催時間:午前10時 から 午後7時30分 まで
開催場所:武蔵野市立吉祥寺美術館
入館料:300円、中高生100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
主催:武蔵野市立吉祥寺美術館(公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団)
協力:バニーコルアート株式会社
住所:〒180-0004東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8番16号 FFビル7階
TEL:0422-22-0385
URL:武蔵野市立吉祥寺美術館

《悠久と星霜の彼方》2022年 アクリル絵具・キャンバス
《悠久と星霜の彼方》2022年 アクリル絵具・キャンバス

 繊細な色のグラデーションで生命のきらめきや儚さを表現する現代美術家 相馬博(1972年-、武蔵野市在住)。初期には具象的な作品を描いていましたが、表現を模索していくうちに、「東京に生まれ育った自分にとって、目に映る風景とは真上に見える青空や雲、太陽、月、夜空の星々だった」という幼い頃から目にしてきた空の光をモチーフとした抽象画へと辿りつきます。何十層にも絵の具を重ねることによって生まれる深みのある色彩と、光の屈折を利用しながら重層な奥行き・広がりを見せる作品は、抽象でありながら、万人共通で思い描く宇宙を浮かび上がらせ、広大な空間の広がりを感じさせます。
 また、画面の表面に何度もニスを塗り重ねることにより、漆のような艶と滑らかさといった独特の質感が遺憾なく表現され、そこから出てくる、角度で変わる無限の色味や表情は、自然の強いエネルギーのような目に見えないものの存在を感じさせます。それはまるで、真の価値とは「目に見えない」ところにあるということを暗示しているかのようです。
 本展では、新作と旧作を合わせて展示します。その変遷をたどることで、深遠な作品世界をより深く、じっくりと堪能していただく機会となれば幸いです。

《day break》2010年 アクリル絵具・キャンバス
《day break》2010年 アクリル絵具・キャンバス
《circle of life》2017年 アクリル絵具・キャンバス
《circle of life》2017年 アクリル絵具・キャンバス
《光と色の在処》2019年 アクリル絵具・キャンバス
《光と色の在処》2019年 アクリル絵具・キャンバス

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