コレクションギャラリー「西洋美術に見る心の中の世界」姫路市立美術館

《森へ》エドヴァルト・ムンク 1897年、木版・紙

名称:コレクションギャラリー「西洋美術に見る心の中の世界」姫路市立美術館
会期:2023年1月21日(土)〜2023年3月5日(日)
会場:姫路市立美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
観覧料:無料
住所:〒670-0012兵庫県姫路市本町68-25
TEL:079-222-2288
URL:姫路市立美術館

《レテ河の水を飲むダンテ》ジャン・デルヴィル 1919年、油彩・布
《レテ河の水を飲むダンテ》ジャン・デルヴィル 1919年、油彩・布

西洋の美術は、神話や宗教、歴史を可視化するものとして、発展してきました。これは主に作品を注文する人たちが王侯貴族やキリスト教会にかぎられていたこともひとつの原因です。市民階級の台頭によって、主題が一般の人々に親しみやすい静物画や風景画、風俗画などに移っていき、19世紀にはありのままの現実を描く写実主義や、目に映ずる風景をそのまま描こうとした印象派などが登場します。また、19世紀後半には写真が発明され、目に見えるものをそっくりに写し取るだけであれば、そちらのほうがすぐれており、それまで絵画が担ってきた役割の一部を奪うことになります。
このような中で、絵画でしか表せないものを追求する動きも出てきます。印象派と同じころに登場した象徴主義は、目に見えない精神的な世界を、象徴的に表すという方法で可視化しようとするものです。また、見えている世界をそのままに表すのではなく、色や形を使って内面世界を表そうとする表現主義や、フォーヴィスムなどの動きも登場します。20世紀に登場した、無意識の世界を表現しようとするシュルレアリスムなどもこうした動きのひとつと考えられるでしょう。
本展は、姫路市立美術館所蔵の西洋美術コレクションの中から、象徴主義、表現主義、シュルレアリスムの作品を展示いたします。人間の心理に潜む悪魔性を抉り出したフェリシアン・ロップス、死への恐れや嫉妬など負の感情を画面に表したエドヴァルト・ムンク、キリスト教的精神世界を描いたデルヴィル、白昼夢のような世界を描いたデルヴォーとマグリットなど、近代西洋美術に表現された心の中の世界をお楽しみください。

《古い物語》フェリシアン・ロップス 1867年、油彩・布
《古い物語》フェリシアン・ロップス 1867年、油彩・布
《森へ》エドヴァルト・ムンク 1897年、木版・紙
《森へ》エドヴァルト・ムンク 1897年、木版・紙

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