城一裕 「木、紙、金属、磁器 – 予め吹き込まれた音響のないレコード」EUREKA

Flyer design : ONAKA Shunsuke(Calamari Inc.)

名称:城一裕 「木、紙、金属、磁器 – 予め吹き込まれた音響のないレコード」EUREKA
会期:2023年2月14日(火)~2023年2月26日(日)
開館時間:12:00 〜 19:00
休館日:月曜日、火曜日
入場料:無料
会場:EUREKA
住所:〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門2-9-30 Pond Mum KⅣ 201
TEL:092-406-4555
URL:EUREKA 

Flyer design : ONAKA Shunsuke(Calamari Inc.)

「再生する楽器であるグラモフォンから再生ではなく創造する楽器をつくること、そしてあらかじめ吹き込むべき音響なしにいきなり必要な溝をそこに掘り込み、そのレコード盤上で音響という現象じたいを発生させるようにすること」
モホイ=ナジ (1923)
1923年、バウハウスのマイスター、モホイ=ナジは、あらかじめ吹き込むべき音響がないレコード盤を作り出すことを提案した。当時挑発的なアイデアにすぎなかったそのレコード盤を、成熟したアナログレコードの技術と、パーソナル・ファブリケーションの道具の助けによって、これまでに木、紙、金属、磁器といった様々な素材を用いて作り出してきた。
その変遷を示す今回の展示では、いずれの作品においても、1860年にフランスの発明家レオン・スコットが記録した(現段階で)人類最古の録音と言われるフランス民謡の「月の光に」 をモチーフに、その楽譜から周波数を計算し、対応する波形を素材の表面に水平方向の溝として刻んでいる。それらの溝からは、計算機上で表された同一の「信号(シグナル)」に基づきながらも、各々の素材による「雑音(ノイズ)」にその表れが委ねられた音が生み出される。

Flyer design : ONAKA Shunsuke(Calamari Inc.)
Flyer design : ONAKA Shunsuke(Calamari Inc.)

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