「渉るあいだに佇む-美術館があるということ」茅ヶ崎市美術館

「渉るあいだに佇む-美術館があるということ」茅ヶ崎市美術館

名称:「渉るあいだに佇む-美術館があるということ」茅ヶ崎市美術館
会期:2023年4月8日(土)〜2023年6月11日(日)
会場:茅ヶ崎市美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
観覧料:一般 700円(600円)
   大学生 500円(400円)
   市内在住65歳以上 350円(250円)
   高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
   ※( )内は20名以上の団体料金
住所:〒253-0053神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
TEL:0467-88-1177
URL:茅ヶ崎市美術館

やんツー《Untitled Drawing by a Device for “Graffiti” #13 (seen the sea)》 2022年 スプレー式アクリル塗料ドローイング・パネル 作家蔵
やんツー《Untitled Drawing by a Device for “Graffiti” #13 (seen the sea)》 2022年 スプレー式アクリル塗料ドローイング・パネル 作家蔵

美術館があることってなんでしょう?茅ヶ崎に美術館が開館したのは、今から25年前。これまで茅ヶ崎にゆかりのある作家の作品を多く所蔵してきました。さらに近年では、同時代を生きるアーティストと展覧会を開催し、地域に関連した作品を増やしてきています。
制作された時代も、形態も異なるそれらの作品には、その時々のアーティスト自身の関心事や、物事の捉え方、思考の跡が見てとれます。その一方で、作品の見え方は、見る人の状況、社会情勢によっても変わっていきます。身近なところでいえば、その日あった出来事や心の状態、晴れや曇りなどの天候の変化まで含み、瞬間ごとに変わっていくでしょう。そのように揺れ動くものの中で、ふと立ち止まり、自分や他者の考えの中に身を置いてみる。美術館は、多くの物事が急速に変化する時代のはざまで、佇むことができる空間なのかもしれません。
本展覧会では、子どもと大人が展示室の巨大な壁面と対峙して出来上がった作品、茅ヶ崎に落ちていたゴミでつくられた作品、まちのシンボルである烏帽子岩をモチーフにした作品、天候や時間によって変化しつづける作品、美術館を訪れる人々や周辺に暮らす人の声を集めた展示など、茅ヶ崎市美術館のために制作された作品とともに美術史に残るゆかりある作家の作品が展開されます。

やんツー+菅野創《SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES #1 – Replicate》 2015年 マシン、ボールペン・パネル 作家蔵 Photo by Mochida Kanta
やんツー+菅野創《SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES #1 – Replicate》 2015年 マシン、ボールペン・パネル 作家蔵 Photo by Mochida Kanta

出品作家
やんツー、 菅野創、 藤原大、 若見ありさ、 小川敦生、 鵜飼美紀、 森若奈、 高尾俊介
萬鉄五郎、 速水御舟、 小山敬三、 八木重吉、 三橋兄弟治、 井上有一

藤原大《ゴミが糸になる—草原のセーター、都会のセーター(茅ヶ崎)》 2021年 写真 茅ヶ崎市美術館蔵 Photo by Keizo KIOKU
藤原大《ゴミが糸になる—草原のセーター、都会のセーター(茅ヶ崎)》 2021年 写真 茅ヶ崎市美術館蔵 Photo by Keizo KIOKU
若見ありさ《ちがさきの海》 2023年 アニメーション 作家蔵
若見ありさ《ちがさきの海》 2023年 アニメーション 作家蔵
鵜飼美紀《共有する範囲について》 2022年 ラテックス、木、POフィルム 作家蔵
鵜飼美紀《共有する範囲について》 2022年 ラテックス、木、POフィルム 作家蔵
小川敦生《ghost catcher》 2019年 ポスターペイントマーカー・ガラス面
小川敦生《ghost catcher》 2019年 ポスターペイントマーカー・ガラス面
森若奈《こえを聴く-「聞き書き」からなぞる美術館》 2023年 声、言葉・紙 作家蔵
森若奈《こえを聴く-「聞き書き」からなぞる美術館》 2023年 声、言葉・紙 作家蔵
高尾俊介《220319b》 2022年 インクジェットプリント 作家蔵
高尾俊介《220319b》 2022年 インクジェットプリント 作家蔵
萬鉄五郎《海岸風景》 1926年 油彩・キャンバス 茅ヶ崎市美術館蔵
萬鉄五郎《海岸風景》 1926年 油彩・キャンバス 茅ヶ崎市美術館蔵

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