名称:企画展「栗木義夫 CULTIVATION-耕す彫刻」清須市はるひ美術館
会期:2023年4月29日(土・祝)〜2023年6月25日(日)
会場:清須市はるひ美術館
時間:10:00〜19:00 (最終入場時間 18:30)
休館日:月曜日 祝日の場合は開館、翌平日が休館
観覧料:一般 500円
中学生以下 無料
※20名以上の団体は1人450円
※各種障がい者手帳等提示者及び付添人1名は無料
※清須市立図書館貸出利用カードの提示で450円
住所:〒452-0961愛知県清須市春日夢の森1
TEL:052-401-3881
URL:清須市はるひ美術館
彫刻家・栗木義夫(1950-)は、瀬戸市の陶芸家の家系に生まれ、やきものに使われる土や窯が身近にある環境で育ちました。日本大学で柳原義達のもと彫刻に対する考え方と表現について学び、その後は自身の制作と向き合いながら鉄を素材とする抽象形態のスタイルを確立させていきます。
「Cultivation(カルチベーション)」は、栗木の造形表現の根幹を成す言葉です。従来は耕作や栽培といった意味を持ちますが、彫刻概念に深く関わる言葉の1つでもあります。手やからだを動かして身の回りのものにふれ、その変化と対峙しながら思考すること、そして、その姿を美術の道を志す人々に示すことで表現者を育てていくこと。栗木の彫刻から浮かび上がる思想には、田畑を耕し土壌を豊かにするイメージを重ねて見ることができるのではないでしょうか。
本展では、栗木が1990年前後に手掛けた鉄の大型作品から、近年の陶による立体、そして油彩などの絵画作品を一挙にご紹介します。幅広い手法で造形表現を問い続けてきた栗木が作り出す展示空間をぜひご覧ください。
栗木義夫(くりき・よしお)
1950年 愛知県瀬戸市生まれ
1979年 日本大学芸術学部美術科卒業
1981年 愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了
長年、美術予備校で講師を務める。
現在、名古屋芸術大学特別客員教授。
【主な個展】
1991年 ギャラリー山口(東京)[1993、1995]
1992年 ウエストベスギャラリー(愛知)[1994]
2006年 「栗木義夫彫刻展」瀬戸市美術館(愛知)
2007年 GALLERY M(愛知)[2010、2012、2013]
2010年 田口美術(岐阜)
2012年 KUNSTLERGRUPPE arche(ドイツ)
2014年 田口美術/宝鑑美術(岐阜/愛知)
2016年 masayoshi suzuki gallery (愛知)[2017]
2018年 「Fell One’s Way」Gallery O2(石川)
2019年 「Kaizen」Museum der Stadt Schopfheim(ドイツ)
「Outside Window」DiEGO表参道(東京)
2021年 「Poetry of Memory」amschatzhaus(ドイツ)
2022年 「Crafting Poem」侶居(三重)
「Anthology of Works」DiEGO表参道(東京)
【主なグループ展】
1979年より新制作協会「新制作展」に出品(2012年退会)。
「大垣市野外彫刻展」(1981)、「それぞれの空間表現展」岐阜県美術館(1986)、「フィーリングハウス」三重県美術館(1988)、「都市空間と木の造形展」名古屋市美術館(1988)、「新鋭作家展」ギャラリーせいほう(東京、1991, 1992)、「五人の造形展」さいとう画廊(愛知、2005-2009)、「International workshop for visual artist in Remisen」(デンマーク、2006)、「Art terra workshop Hannover」(ドイツ、2010)、「silent white + white shadow RODE UND LANFER」(ドイツ、2017)、「栗木義夫・栗木清美二人展」田口美術(岐阜、2019)、「愛知県美術館リニューアル・オープン記念 全館コレクション企画 アイチアートクロニクル1919-2019」愛知県美術館(2019)、「瀬戸現代美術展2019」(愛知、2019)、「2021年度第3期コレクション展」愛知県美術館(2022)、「瀬戸現代美術展2022 プレエキシビジョン elements」旧祖母懐小学校(愛知、2022)、 「瀬戸現代美術展2022」菱野団地(愛知、2022)、「2022年度第3期コレクション展」愛知県美術館(2023)。
【パブリックコレクション】
岐阜県大垣市くまの南公園
Universitäre Psychiatrische Kliniken Basel(スイス)
愛知県美術館
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