名称:「八幡はるみ GARDEN」ヤマザキマザック美術館
会期:2023年4月21日(金)〜2023年8月27日(日)
会場:ヤマザキマザック美術館
時間:10:00〜17:30 (最終入場時間 17:00)
※土日祝 10:00~17:00(最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
月曜日、7月18日(火)
※ただし、5月1日、7月17日、8月14日は開館
観覧料:一般 1,300円
団体(10名以上) 1,100円
小・中・高生 500円
小学生未満 無料
※音声ガイド無料サービス
住所:〒461-0004愛知県名古屋市東区葵1-19-30
TEL:052-937-3737
URL:ヤマザキマザック美術館
美しく咲き誇る花々、まばゆい光につつまれた溢れんばかりの緑。色あざやかな植物たちが大画面を埋め尽くす、八幡はるみのかぐわしき染色の世界を紹介します。
八幡はるみ(1956年生まれ)は京都市立芸術大学で染色を学びました。1990年代初頭、楮紙(こうぞし)をベースに「型」や「版」の技法を用いて、「青海波(せいがいは)」などの古典文様を四曲一双屏風にダイナミックに展開した「水のシリーズ」等の発表によって、八幡は染色の枠に収まらない規格破りのアーティストとして知られるようになりました。その後、八幡は、ろうけつ染めや金銀箔をコラージュするなど、伝統的な技を活かしながら、量産にも耐えうるスクリーン・プリントを導入。時代にあった色彩感覚をとりこんでいくなどして、従来の染色がもっていた世界観を次々と解放していきます。
2000年代に入り、布に凹凸をつけてかたちづくった溝に染料を流し込んでいく「シェイプド・ダイ」という絞り染め技法を開発した八幡の表現は、より即興的に、より感覚的に、より色彩豊かに花開いていきます。
近年は、コンピューターによる画像加工やインクジェットプリントにも取り組んでおり、デジタル技術を取り入れた八幡の挑戦は、染色表現の地平をひろげ続けています。
色彩を開放し、技術革新に挑み、あらたな染色の魅力を発信しつづける八幡はるみの、1990年代の創成期から2023年の最新作までを展観します。
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