近美コレクション「美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩」北海道立近代美術館

近美コレクション「美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩」北海道立近代美術館

名称:近美コレクション「美しいものとの時間 友田コレクションの精華 魅惑の版画と詩」北海道立近代美術館
会期:2023年4月22日(土)〜6月11日(日) 
会場:北海道立近代美術館
観覧料金:当日一般510円
休館日:月曜日
住所:〒060-0001 札幌市中央区北1条西17丁目
TEL:011-644-6881・FAX:011-644-6885
URL:北海道立近代美術館

藤田喬平《飾筥・海の彩》1980年、当館蔵
藤田喬平《飾筥・海の彩》1980年、当館蔵

詩人、児童文学者の友田多喜雄氏は、長年にわたり西洋と日本の近現代版画を収集、その2000点近いコレクションを北海道立近代美術館に寄贈する意志を示された。同館では、2018年から調査に取り組みつつ受贈を進め、2022年に受入を完了。そのなかにはルオーの『ミセレーレ』をはじめ、ピカソ、シャガール、ルドンといった西洋近代の名だたる画家の作品や、クラーヴェ、ミロ、ビュッフェ等これまで未収蔵であった作家の名品が含まれている。さらには、個人的な交友から収集した一原有徳、あるいは共著として生み出された清水敦の作品など、北海道の作家の作品も多く見られる。
「美しいものとの」とは、友田氏が同館での展覧会開催に際して、寄せていただいた文章のタイトルだ。そこで友田氏は、コレクションを始めたきっかけとなる、ルオーをはじめとする美術作品や、武者小路実篤や谷川俊太郎ら師友との出会い、多くの美術家たちと詩画集を作ったことなど、「美しいもの」と過ごした自らの人生を振り返っている。本展ではそのコレクションの精華を、同館がこれまで収蔵してきたエコール・ド・パリの油彩画などとともに展示、あわせて文学者としての友田氏の業績を紹介する。友田氏が長年かけて深い愛情を持って集められた「美しいものとの」時間が楽しめる。

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