収蔵作品展「光と大気-絵画を彩るかすかな力」都城市立美術館

収蔵作品展「光と大気-絵画を彩るかすかな力」都城市立美術館

名称:収蔵作品展「光と大気-絵画を彩るかすかな力」都城市立美術館
会期:2023年5月23日(火)〜6月25日(日) 
会場:都城市立美術館
観覧料金:無料
休館日:月曜日
住所:〒885-0073宮崎県都城市姫城町7-18
TEL:0986-25-1447
URL:都城市立美術館

光や大気は移ろいやすく、実体のつかみづらい要素だが、私たちの視覚に大きな影響を与えている。光や大気を作品において表現することは、美術の長い歴史の中で、多くの芸術家の関心を集めてきた。例えば、鋭い自然観察眼をもっていたレオナルド・ダ・ヴィンチは、遠くのものほど輪郭が不明瞭になり、青みを帯びて見える性質を、空気遠近法として絵画表現に取り入れた。また、モネなど印象派の画家たちは、戸外に出て同じ風景を何度も描き、季節や時間帯によって様々に変化する光を色彩で巧みに表現した。東洋の山水画においては、遠くの景色と近くの景色の間に霧や雲を配することで、限られた画面上に、雄大に広がる心象風景を描き出している。
光と大気の表現は、私たちが作品から見て取ることができる奥行きや臨場感、さらに明暗や温度感などの雰囲気と密接に関わっており、作品を彩る構成要素として注目に値するものである。
本展では、地域の作家による山水画や風景画を中心に、光や大気を生き生きと感じられる絵画や写真、版画、陶磁器など約60点を紹介。墨の濃淡や、豊かな色彩が織りなす、自然の情景が楽しめる。

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