山口聡一 「Revealing the Birth of Images」MARUEIDO JAPAN

山口聡一 「Revealing the Birth of Images」MARUEIDO JAPAN

名称:山口聡一 「Revealing the Birth of Images」MARUEIDO JAPAN
会期:2023年6月24日(土)~2023年7月15日(土)
開館時間:11:00 〜 18:00
休館日:月曜日、日曜日、祝日
入場料:無料
会場:MARUEIDO JAPAN
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂2-23-1 アークヒルズフロントタワー 1F
TEL:03-5797-7040
URL:MARUEIDO JAPAN

山口聡一 「Revealing the Birth of Images」MARUEIDO JAPAN
山口聡一 「Revealing the Birth of Images」MARUEIDO JAPAN

ー 絵の具を塗り重ねるという『表出劇』ー
絵の具が画面上でいつ絵画に変わるのか?
絵の具という物体がある意図のもとキャンバスに塗り付けられ、そのタッチや過程の集合体がやがてイメージとなって、それをみる者へ伝達する。
ただ塗り重ねるのではなく、こうあって欲しいという明確な欲求。
絵の具をキャンバスに塗り重ねていく行為の中で自身の触覚を経てそれが画面に反映され、自分の思うイメージを目の前のキャンバスに表出させる。
100%満足することはないがそれが延々と繰り返される。
「この色がこんな抵抗感を持つまで丁寧にしっとりしっとり塗り重ねよう。」
「このエッジがキリッともっと効くように、周りをヌメっとピタッと塗り込もう。」
「もっと甘く美味しそうで凛とした色合いにしたいから塗り直し。」
真っ青な単色の画面だったとしてもそれはそこに表れる。
絵の具が画面上で絵画に変わる過程を私は「表出劇」と呼んでいて、自分が絵を描くことに着目する重要な部分だと思っている。
今展では、絵画に至る絵画を描きたいという思いから自身の幼い頃から馴染みの深い名画たちを中心に、絵具の重なりによるイメージの表出劇と向き合っている。
2023.06.10
山口聡一

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