「若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 」塩竈市杉村惇美術館

「若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 」塩竈市杉村惇美術館

名称:「若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 」塩竈市杉村惇美術館
会期:2023年7月15日(土)~2023年9月3日(日)
会場:塩竈市杉村惇美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   7月17日は開館
   7月18日は休館
入場料:一般 500円、大学生・高校生 400円、中学生以下 無料
住所:〒985-0052宮城県塩竈市本町8番1号
TEL:022-362-2555
URL:塩竈市杉村惇美術館

「若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 」塩竈市杉村惇美術館
「若手アーティスト支援プログラムVoyage2023 」塩竈市杉村惇美術館

本プログラム 99回目を数える今回は、公募により選考された画家の釣舟富紀子と、現代美術作家の折田千秋をご紹介いたします。
釣舟は自身が幼少より慣れ親しむ塩竈や周辺地域の風景を題材に絵画を描いています。情緒あふれる懐かしい風景や現代社会に空想も織り交ぜて描かれたシリーズでは、一見ポップな描写でありながら密やかに潜在的なまちの姿を提示し、日常風景の深層に迫ります。一方、実存する古い建造物や風景を写実的に記録したシリーズは、東日本大震災以降、刻々と移ろう風景を描き残したいという思いを強くし、歴史や風土、自然界の細部を緻密にとらえ、風景に潜む気配をも描き出しています。作品の隅々まで目を凝らし、探検するように様々な発見をしながら、鑑賞者それぞれが“地域”に対するイメージを自由に広げていく機会になれば幸いです。
折田は「もの」と「ひと」の関係性を見つめ直し、その距離感や認知の違いを様々な手法で表現しています。本展では、これまで各地で展開してきたプロジェクト「コレクティブ・イメージ」=「印象の集合知」を、塩竈にゆかりある方々にご協力をいただきながら実施しています。人々が風景から感じる「印象の色」を媒介に、膨大な写真素材からコラージュし再構築した作品を通して、風景と人との関係性を「集合知」を切り口に問い直す試みです。私たちは風景をどのように認識し、どのような影響を受けているのでしょうか。風景と作品とを行き来しながら、思考を巡らせる機会になれば幸いです。
両作家が、全く異なる視点、手法から塩竈という地域をとらえた作品を通して、私たちの身の回りにある日常風景にあらたな視点で目を向ける機会となることを願っています。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「殿さまのスケッチブック」永青文庫
ページ上部へ戻る