「石川九楊大全」上野の森美術館

ざぼんに刃をあてる刃を入るゝ 24cm×34cm 2021年

名称:「石川九楊大全」上野の森美術館
会期:2024年6月8日(土)~2024年7月28日(日)
  【古典篇】 遠くまで行くんだ
会期:2024年6月8日(土)〜6月30日(日)
  【状況篇】 言葉は雨のように降りそそいだ
会期 :2024年7月3日(水)〜7月28日(日)
会場:上野の森美術館
観覧料:未定
住所:〒110-0007東京都台東区上野公園1-2
TEL:03-3833-4191
URL:上野の森美術館

源氏物語書巻五十五帖「若菜 上」
59cm×94cm 2008年
源氏物語書巻五十五帖「若菜 上」 59cm×94cm 2008年

「石川九楊大全」は、書表現により時代を反映した作品を書き続けてきた石川九楊の創作の全容を明らかにする連続展です。現在における「書く」行為とその先に見えてくるものを問う、大規模展覧会となります。
一作家による二ヶ月間、連続開催の大型個展
本展では、作品の全容を展示するために会期をひと月ごとに分け、展示作品を全面的に入れ替えた、2つの異なる展覧会を開催します。6月開催の【古典篇】では「歎異抄」「源氏物語」や「徒然草」、中国の「李賀」の詩など古典に取り組んだ作品や、「千字文」を盃1,000枚に綴った「盃千字文」などが並びます。また7月開催の【状況篇】では現代作家や自作の詩文の言葉を書いた作品を展覧します。
多数の未発表作品の展示
2017年に上野の森美術館で開催された「書だ!石川九楊展」では展示することのできなかった作品や、「妻を語る」シリーズ、「河東碧梧桐109句選」、「戦後史編」シリーズなどの新作を多数出品します。また、あらたに将棋の駒に揮毫した作品も出品するほか、【古典篇】、【状況篇】いずれにおいても大型の新作作品を発表する予定です。

源氏物語書巻五十五帖「椎本」
59cm×94cm 2008年
源氏物語書巻五十五帖「椎本」 59cm×94cm 2008年
歎異抄 No.18
92cm×57cm 1988年
歎異抄 No.18 92cm×57cm 1988年
徒然草 No.22 95cm×62cm 1993年
徒然草 No.22 95cm×62cm 1993年
李賀詩 感諷五首(五連作より)
360cm×192cm 1992年
李賀詩 感諷五首(五連作より) 360cm×192cm 1992年
夜も鳴く蟬の灯あかりの地に落る声
24cm×34cm 2021年
夜も鳴く蟬の灯あかりの地に落る声 24cm×34cm 2021年
エロイ・エロイ・ラマサバクタニ
270cm×341cm 1972年
エロイ・エロイ・ラマサバクタニ 270cm×341cm 1972年
「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について
95cm×60cm 2023年
「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について 95cm×60cm 2023年
「全顔社会」の恢復を願って
60cm×95cm 2022年
「全顔社会」の恢復を願って 60cm×95cm 2022年
ざぼんに刃をあてる刃を入るゝ 24cm×34cm 2021年
ざぼんに刃をあてる刃を入るゝ 24cm×34cm 2021年

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