特別展「紙と墨にこめたメッセージ」東洋大学井上円了記念博物館

特別展「紙と墨にこめたメッセージ」東洋大学井上円了記念博物館

名称:特別展「紙と墨にこめたメッセージ」東洋大学井上円了記念博物館
会期:2023年10月16日(月)~12月22日(金)
会場:東洋大学井上円了記念博物館 展示室
開館時間:月曜日~金曜日 9時30分~16時45分
   土曜日 9時30分~12時45分
休館日:日曜日、11/3(金・祝)~11/6(月)、11/23(木・祝)
入館料:無料
主催:東洋大学井上円了記念博物館
〒112-8606東京都文京区白山5-28-20 東洋大学白山キャンパス5号館1F(井上記念館内)
TEL:03-3945-8764
URL:東洋大学井上円了記念博物館

当館では、「紙と墨にこめたメッセージ」と題した特集展示を過去8回にわたり開催し、井上円了の書を公開してきました。今回は4 年ぶりに、この特集展示をリバイバルし、特別展として開催します。
東洋大学の創立者である井上円了は、61 年の生涯のうちに数多くの書作品を残しました。円了が本格的に書の制作を開始したのは、明治30 年代初めのことです。この頃、円了が哲学館での教育活動とともに力を入れていたのが、全国巡回講演(巡講)でした。
全国巡回講演とは、文字通り、自ら全国各地に足を運び講演を行うもので、民衆に哲学を広めるとともに、寄付を募って、自身が行う教育事業の資金を集めることが大きな目的となっていました。円了は、ひとりでも多く寄付に応じてもらえるよう、各地で寄付してくれた人へのお礼として、自作の書を贈呈しました。このようにして揮毫された書は、旅先で目にした光景や自らの主義・思想を詩にしたもの、さらには、駄洒落を交えたユーモアあふれる歌など、バラエティに富んだ内容で、魅力的な作品が数多く存在します。
今回の展示では、それら円了の書の中から、主義・思想が表れた作品を中心に年代を追ってみていきます。書を通して、時代ごとの“円了スピリット”を感じていただけたら幸いです。
 あわせて、本年は、円了が「精神上の師」と仰ぐ勝海舟の生誕200 周年にあたることから、これを記念して、井上家旧蔵の海舟の書も公開します。書の制作を含め、円了の行動に大きな影響を与えた海舟との師弟の絆にも思いを巡らせながら、ぜひ、ご覧ください。

特別展「紙と墨にこめたメッセージ」東洋大学井上円了記念博物館
特別展「紙と墨にこめたメッセージ」東洋大学井上円了記念博物館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「殿さまのスケッチブック」永青文庫
ページ上部へ戻る