「石川寒巌」佐野市立吉澤記念美術館

名称:「石川寒巌」佐野市立吉澤記念美術館
会期:2024年1月20日(土)〜3月3日(日) 
会場:佐野市立吉澤記念美術館
観覧料金:当日一般520円
休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月13日
住所:〒327-0501 栃木県佐野市葛生東1-14-30
TEL:0283-86-2008
URL:佐野市立吉澤記念美術館

「石川寒巌」佐野市立吉澤記念美術館
「石川寒巌」佐野市立吉澤記念美術館

栃木県黒羽町(現・大田原市)に生まれ、近代南画に忘れ難い足跡を残した石川寒巌(1890~1936)の魅力を紹介する展覧会。本展は、栃木県立美術館の所蔵品を活用する事業「アートリンクとちぎ2023」の一環として開催する。石川寒巌は大田原中学校を卒業後に上京し洋画と日本画を学び、郷里での禅修業を経て、大正9年(1920)に再上京して小室翠雲門下となった。以後、日本南画院を舞台に活躍、伝統的な南画の様式や技法の追求にとどまらず、後期印象派や同時代日本画の潮流を反映しつつ独自の画風を作り上げた。しかしながら円熟期を迎え、新たな画風展開が期待される中、46歳にして亡くなる。明治後期に一旦退潮しつつも、大正期には新しい視点で再評価された「南画」の展開において、重要で忘れがたい足跡を残した。
本展では、寒巌作品や日記資料に見られる近世以前の「南画」やさまざまな要素に注目し、それらをどのように織りなして独自の画風を創り上げたかを考える。江戸時代以来の南画の伝統を汲むコレクションを擁する同館で、寒巌の南画の独自性を知り、その魅力を味わうまたとない機会となる。
※会期中展示替えあり

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