「視覚の冒険者たち」高崎市美術館

名称:「視覚の冒険者たち」高崎市美術館
会場:2024年1月27日(土)〜2024年3月17日(日)
会場:高崎市美術館
開館時間:10:00 〜 18:00
   金曜日は20:00まで
休館日:月曜日
   2月12日は開館
   2月13日は休館
入場料:一般 600円、大学生・高校生 300円
住所:〒370-0849群馬県高崎市八島町110-27
TEL:027-324-6125
URL:高崎市美術館

森竹巳《Alllusion'03-M1》2003年 アクリル・キャンバス 作家蔵
森竹巳《Alllusion’03-M1》2003年 アクリル・キャンバス 作家蔵

美術作品のなかには、視覚の冒険的な試みによってさまざまな「境界」を越え、鑑賞者に心身の揺らぎを感じさせるものがあります。20世紀初頭のキュビスムは、いろいろな視点から見た対象物をひとつの画面に結実させ、固定視点を前提とする伝統的絵画を解体してしまいます。フロッタージュやデカルコマニーなどを駆使するシュルレアリスムは、人間の意識と無意識の境界を軽やかに越えてみせました。
本展覧会では、キュビスム、シュルレアリスム、オプ・アートといった欧米の実験的制作をはじめ、日本の「寄せ絵」から瑛九やオノサト・トシノブ、靉嘔ら戦後のアーティストたち、また現代のコンセプチュアル・アートにいたるまで、視覚の冒険をとおして感覚と思考の試行錯誤を繰り返してきた多彩な表現を紹介します。
また、二次元と三次元との境界を往来しながらイリュージョンを生じさせ、物質と空間の意味をメタ視点から問い直す吉野ももの作品を特集展示します。
アーティスト
靉嘔、上田薫、歌川国芳、森竹巳、吉野もも、イヴ・タンギー、パブロ・ピカソ、 マックス・エルンスト 他

歌川国芳《みかけハこハゐがとんだいヽ人だ》1847-52年頃 木版多色刷 大判錦絵
歌川国芳《みかけハこハゐがとんだいヽ人だ》1847-52年頃 木版多色刷 大判錦絵
東京富士美術館蔵 ※この作品の展示期間は1月27日(土曜)~2月25日(日曜)です
靉嘔《レインボーキス》1968年 シルクスクリーン・手彩色・紙・木 高崎市美術館蔵
靉嘔《レインボーキス》1968年 シルクスクリーン・手彩色・紙・木 高崎市美術館蔵
上田薫《なま玉子》1975年 油彩・キャンバス 群馬県立近代美術館蔵
上田薫《なま玉子》1975年 油彩・キャンバス 群馬県立近代美術館蔵
イヴ・タンギー《聾者の耳》1938年 油彩・キャンバス 東京国立近代美術館蔵
イヴ・タンギー《聾者の耳》1938年 油彩・キャンバス 東京国立近代美術館蔵
パブロ・ピカソ《首飾りをつけたジャクリーヌの肖像》1959年 リノカット・紙 高崎市美術館蔵
(c)2024-Succession Pablo Picasso-BCF(JAPAN)
パブロ・ピカソ《首飾りをつけたジャクリーヌの肖像》1959年 リノカット・紙 高崎市美術館蔵 (c)2024-Succession Pablo Picasso-BCF(JAPAN)
吉野もも《Kami #50 -bloom-》2018年 個人蔵
吉野もも《Kami #50 -bloom-》2018年 個人蔵

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