特別展示「長谷川潔 銅版画の世界」群馬県立近代美術館

名称:特別展示「長谷川潔 銅版画の世界」群馬県立近代美術館
会期:2024年3月2日(土)~2024年4月7日(日)
会場:群馬県立近代美術館
展示室:展示室1
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
観覧料:一般 300円(240円)
    大高生 150円(120円)
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
    ※コレクション展示(2階展示室)は改修工事のため観覧できません
住所:〒370-1293群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
TEL: 027-346-5560
URL : 群馬県立近代美術館

《小鳥と胡蝶》1961年 メゾチント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《小鳥と胡蝶》1961年 メゾチント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)

長谷川潔(1891-1980)は、20世紀の版画史にその名を刻む銅版画家です。青年時代を大正期に過ごし、日本の創作版画の草創を担った長谷川は、1918年に銅版画技法習得のためフランスへと渡り、以後帰国することなく、さまざまな銅版画の技法で制作をつづけました。とりわけ、19世紀の写真の登場以降廃れていた銅版画技法マニエール・ノワール(メゾチント)を再興した功績は大きなもので、その静謐で深遠な作品は国際的に高く評価されています。
このたび群馬県立近代美術館に、鉛筆デッサンや制作段階の試し刷り、渡仏前の木版画など貴重な作品を含む長谷川潔の作品群が一括して寄託されました。この優れた個人コレクションの全貌を紹介する初めての機会となる本展では、同館の所蔵作品を加えた115点を5章に分け、その画業の展開をたどります。
自然の神秘をみつめる精緻な観察眼と研ぎ澄まされた描写力が結実した長谷川潔の銅版画世界をお楽しみください。

《アカリョムの前の草花》1969年 メゾチント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《アカリョムの前の草花》1969年 メゾチント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《海岸の帆船(小笠原島)》1916年 板目木版 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《海岸の帆船(小笠原島)》1916年 板目木版 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《水浴の少女と魚》鉛筆、水彩 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《水浴の少女と魚》鉛筆、水彩 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《ヴォルクス風景》1935年 ドライポイント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《ヴォルクス風景》1935年 ドライポイント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《花(切子ガラスに挿したアネモネと草花)》 1944-45年 アクアチント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《花(切子ガラスに挿したアネモネと草花)》 1944-45年 アクアチント 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《コップに挿した枯れた野花》1950年 エングレーヴィング 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)
《コップに挿した枯れた野花》1950年 エングレーヴィング 個人蔵(群馬県立近代美術館寄託)

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