「馬場 洋展 ー 光の舟を追って」森の美術館

「馬場 洋展 ー 光の舟を追って」森の美術館

名称:「馬場 洋展 ー 光の舟を追って」森の美術館
会期:2024年4月5日(金)〜6月30日(日)
会場:森の美術館
開館時間:10:00~16:00(最終入館15:30)
料金:大人 600円/中高生 300円/小学生以下 無料
休館日:月・火曜日(5月6日は開館)
住所:〒270-0122 千葉県流山市大字大畔(おおぐろ)315
TEL:04-7136-2207
URL:森の美術館

「馬場 洋展 ー 光の舟を追って」森の美術館
「馬場 洋展 ー 光の舟を追って」森の美術館

人は「クモの巣」にどんな印象を持つだろうか?
誰も立ち入らない埃っぽい部屋にところかまわず張られ、知らないうちに絡みつくやっかいなもの?
えさになる虫がかかるまで、じっくり待つための罠?
馬場洋は、木漏れ日の下で小さな朝露がきらきらと輝いているクモの巣を「光を運ぶ舟」だと表現する。
クモが風雨にさらされながらも何度も繰り返し巣を編む様子と、心が動かされたものや景色を絵にしようとしては破綻してまた再構築し、画面に定着させていく自身の制作スタイルとを重ね合わせ、そこで生まれた作品が、朝露を受けて輝きを放つような「クモの巣=光の舟」であれたらと。
作品は、モチーフと出会ったときの場面や気配、美しくて描き留めておきたいという気持ちなど、当時の心象を思い出すことのできる窓のようだと語る。鑑賞する私たちは、首のない人形や、眠ったライオン、つややかな果実を見ながら、馬場洋の心の中をのぞき見するような気持ちにさせられる。「観る側の人間が自由に解釈するのが絵画のおもしろいところ」だと、哲学者のようなまなざしを向ける画家に、私たちはいつの間にか絡めとられているのかもしれない。
本展覧会では、筑波大学大学院在学中から近年に至るまでの作品、約40点を展示いたします。
精緻な写実表現を用いながら心象風景を描き出し、観るものの想像力を無限に掻き立てる、現在 二紀会を中心に活躍中の画家 馬場洋の世界を存分にお楽しみください。
■イベント情報■
2024年4月28日 13:00~
馬場洋先生のギャラリートークを開催いたします!
「何をどう描くか」を常に考えながら制作している馬場先生の絵に対する考え方や、変遷など、作品の前でいろいろお話ししていただきます。
作家に会い直接お話できる貴重な機会です。ぜひご参加ください。

「夢の続き」2009年
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「雨の息Ⅰ」2018年
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